自分が作った同人誌を、一体いくらで頒布するか……悩ましいところです。
例えば、○ページの漫画本は○○円、小説は○○円、などと決めることはできません。フルカラーのものもありますし、本のサイズがどれぐらいなのか、もあります。
ここでは、どういった要素を価格決定の基準にするとよいのか、について見てみましょう。
印刷費は?
同人誌を発行するためには、やはり印刷にどれぐらいの金額がかかるか、はベースになります。
特に継続して発行していきたいと考える場合は、印刷にかかった分が頒布で得られると良いのではないでしょうか。
例えば、18,000円で30部を刷った場合、1部600円と設定し、全て頒布することができれば、印刷にかかった金額は確保できます。
サークル参加費、備品の費用は?
同人誌以外にも、費用がかかる部分はあります。
サークル参加費、ブースに使う備品、本に付随する帯やペーパー、ノベルティetc.
また、自宅から会場へ本を送る場合はその輸送費を含めることもあるでしょう。が、この全てを含めるのか、それとも一部になるのかは、人によって基準が変わってくるポイントになるはず。
できるだけ価格を低くするには?
まずは印刷の金額をいかに節約できるかという点です。
印刷所の価格比較、また早割などもあるので、そういった特典は活用しないに越したことはありません。うまく自分でスケジューリングできれば、想定よりも印刷費を抑えることができるはず。
ちょっとした手間だったり、スケジュールを守る! という強い心は必要になりますが、チャレンジしてみると良いかもしれません。
価格は安ければいいのか?
自分が書いた二次創作を読んでもらいたい、読んでもらえるならむしろタダでもいい! と思う人もいるかもしれません。
でも、それでは活動を続けていくのはどうしても苦しくなっていきます。
自分の作った同人誌はどれぐらいの価値があるのか、自分で判断できる基準、価値観を確立することも大切かもしれません。
相場という感覚はどう養えばいい?
まず前提として、価格の基準は人それぞれというところがあります。
あなたが書いた同人誌1冊にどのような価値があるのか。例えば500円が高いという人もいるでしょうし、安いという人もいるでしょう。そういう意味では、同人誌に相場というものはもしかしたら存在しないのかもしれません。
さまざまな意見があることを踏まえて、自分が納得できる価格付けができることが一番ではないでしょうか。