創作界隈には、SNSで情報収集や作品の投稿をしている方がたくさんいらっしゃいます。
イラストや漫画投稿サイトなどではなく、気楽に普段使っているXなどでポストすることも多いのではないでしょうか。作品の一部をお披露目する投稿もよく見かけますよね。
Xでの画像投稿は、日常のつぶやきと共にスマホで撮った写真を貼り付けるのが一般的です。イラストや漫画を載せる場合も、もちろん写真と同じく添付するだけでOKですが、ちょっとしたコツを掴むとさらに目を惹く投稿になりますよ。
X(旧Twitter)に漫画投稿するやり方
Xに載せられる画像の形式、容量は?
形式はPNGとJPEGが推奨されています。BMPとTIFFは使えません。容量5MB以下となっています。
アスペクト比は?
1枚の画像を載せる場合は、スペクト比3:4であれば、PCからでもスマホからでもサムネが全画面表示されます。
複数枚載せるときは?
Xには1ポストにつき画像を4枚載せることができます。もちろん、画像を1枚ずつクリックすれば全画面表示されますが、サムネでは画像の一部が切れて見えます。サムネでも全画面表示させるととてもすっきりした印象になり、内容が一目でわかるので、クリック率も上がります。
1枚投稿するとき
3:4(縦長)でも4:3(横長)でも、全画面表示されます。推奨ピクセルは1200×1600(1600×1200)
2枚投稿するとき
8:9正方形に近い画像が、2つ横に並びます。推奨ピクセルは1200×1350
3枚投稿するとき
1枚目が縦長。2枚目と3枚目が横長に表示されます。たとえばスマホで撮った縦長写真を3枚投稿する場合、サムネでは1枚目だけ大きくフルサイズで表示され、2枚縦に並んだ残りの写真は、上下がカットされた見え方になります。
それを回避したい場合、1枚目は8:9で2、3枚目は16:9の比率がおすすめです。推奨ピクセルは1枚目1200×1350、2、3枚目は1280×720です。
4枚投稿するとき
16:9の横長のサムネが2つずつ並びます。推奨ピクセルは1280×720です。
Instagramでは、投稿した画像が並んで表示されるので、並びを気にして投稿する順番にこだわったり、モザイクアートのように何枚ものサムネを組み合わせて1つの作品にするなどの表現方法があります。
Xでも、サムネ表示を上手に利用する企業も!
Xで漫画を投稿するコツは?
イラストのフォーマットは自由自在ですが、漫画の場合、かなり横長の比率で描くということはあまりありません。なのでサムネ表示より、漫画自体の読みやすさを意識した描き方をしましょう。
とくに気にしなくてはいけないのは文字サイズです。多くの方がスマホでXを見るので「文字が多すぎる」「小さすぎる」と一気に離脱率が上がってしまいます。タブレットなどで商業誌サイズ(B4)で創作している方は、16pt以上の文字サイズにしてみてくださいね。
Xで漫画を描いてみましょう!
商業誌や同人誌では、きれいで読みやすく、かつオリジナリティーのあるコマ割りを意識して創作します。
ただ、今はスマホで漫画を読む時代。縦読みカラー漫画(ウェブトゥーン)の台頭もあり、いわゆるコマを目で追って読む漫画に苦手意識を持つ層も現れてきました。とくにスマホ画面は小さいので、尚さら読みづらさを感じます。
Xで目につくのは4コマ漫画のように、上から順番にコマを読み下ろしていく漫画です。もちろん4コマでオチをつけなくていけないわけではなく、物語はページを追って続いていきます。
最近は、画面を半分にした2コマの漫画もふえてきた印象です。コマ割りの手間が省ける分、フルカラーにするなどの工夫も◎
Xでショートバージョンを披露。pixivや投稿サイトで本編、という誘導もとてもおすすめの使い方ですよ。