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【2023年版】夏休みの読書感想文にぴったりな小説6選|中高生向けおすすめ

夏休みといえば読書感想文。苦手だった……という声も聞きますが「一生心に残る1冊」と出会うきっかけにもなりますよね。

今回は、そんな読書感想文にぴったりの小説をご紹介します♪

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もくじ

『TUGUMI』よしもとばなな

絶世の美少女の18歳のつぐみは、病弱でワガママ。いとこのまりあがつぐみが住む故郷の町に戻ったことで、一緒に過ごす日々が始まります。

その夏、つぐみは命を燃やし尽くすような大恋愛をします。その様子を傍で見守るまりあの視点で綴ります。

『海が聞こえる』氷室冴子

舞台は高知県。杜崎拓が通う高校に東京からの転校生、武藤里伽子がやってきます。美しく誰にも媚びない里伽子は、田舎の高校で浮いていましたが、拓と親友の松野は里伽子の持つ影や謎めいた部分が気になるようになり、3人の交流がはじまるのですが……。

『アーモンド』ソン・ウォンピョン

ユンジェは生まれたときから扁桃体(アーモンド)が小さく、感情の起伏がほぼありません。家族が無差別殺人事件に巻き込まれたときもただ茫然と見ているだけでした。

ある日、高校生になったユンジェは見知らぬ男に「息子のふりをしてほしい」と頼まれます。そのことによりユンジェの人生は大きく動き始めます。

『ライ麦畑でつかまえて』サリンジャー

名門校に通っていたホールデンは、その空気になじめずに学校を退学します。

親の手前、家に帰ることも出来ない中、たくさんの卑怯な大人たち出会い、この世のあらゆることに嫌気が差すのです。そんなホールデンの唯一の心の救いは妹の存在でした。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディ みかこ

イギリスの公立学校に通う”ぼく”は、著者の一人息子。イギリス人の父と日本人の母を持つハーフです。

日本とはまるで違う社会や学校のシステムの中で、友達と楽しい日々を過ごし、一方で差別に直面する”ぼく”。世界の縮図のような学校で何を学ぶのでしょうか。

『よるのばけもの』住野よる

中学3年生の安達は、昼間は普通の少年。夜になると、全身を黒い粒で覆われ、たくさんの尻尾のついた”ばけもの”になります。ばけものはある夜、学校に忘れ物を取りに行くことに。そこにはなぜかクラスメイトの矢野さつきがいました。2人の不思議な関係が始まります。

ご紹介した日本、アメリカ、韓国の人気文学は、どれも青春時代のみずみずしさと繊細さ、そして特有のヒリヒリとした痛みを感じさせる名作ばかりです。読書を通して、誰かの人生に触れる特別な体験をぜひお楽しみください。

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