小さい子どもがいるけれど、同人イベントに参加したい……という人も、きっと大勢いるでしょう。
しかし、多くのイベントは休日の朝早くから始まります。
周囲に協力してくれる人がいれば良いのですが、子どもの預け先がないと困ってしまいますよね。
そんなニーズに合わせて生まれたのが「にじいろポッケ」!
同人イベント会場の近くで子どもを預かってくれる、嬉しいサービスです。
この記事では、にじいろポッケの託児サービスについて、詳しくご紹介します。
「にじいろポッケ」とは
にじいろポッケは、同人イベント参加者のための託児サービスです。
代表の四辻さつきさんは2児の母親で、自身も同人活動をしており、「ママだって同人イベントに行きたい!」という強い思いから、このサービスを立ち上げました。
名前の「にじいろ」には、二次創作の「にじ」と、色んな“好き”を大切にしたいとの思いが、「ポッケ」には“あなたの行くところについて行く”という意味が込められています。
元々は二次創作のイベントを対象にされていましたが、現在は一次創作やコスプレなど、幅広いジャンルのイベントで利用することができます。
“ママ・パパには「安心」、子どもには「最高に楽しい時間」を提供して、家族みんなを笑顔に!”をコンセプトとしており、同人活動をする人達の心強い味方として注目されています。
託児サービスの内容
対象年齢
にじいろポッケで預かってくれるのは、生後7か月~12歳までの子どもです。
7か月未満でも、首がすわっていれば受け付けてくれる場合があります。
7か月未満の子どもの託児について、詳しくはこちら
定員
イベントごとに異なりますが、15~20名ほどの集団保育を行っています。
参加者の多いイベントは、すぐに満員になってしまうので、余裕を持って早めに予約をしましょう。
預かり時間
預かり時間は、「サークル向け」と「一般向け」の2種類のプランがあります。
①サークル向けプラン
一般入場開始の約2時間前~閉会時間の約1時間後まで
②一般向けプラン
一般入場開始の約2時間前~閉会時間の約1時間後までの間で、5~6.5時間以内
コミケの場合は混雑が予想されるため、サークル入場締め切りに間に合うよう、受付時間を早めるなど柔軟に対応してくれます。
また別途料金が必要になりますが、預かり時間を延長することもできます。
ちなみにサークル参加者も一般向けプランを利用できますし、その逆も可能です。
料金
イベントの規模や預ける時間によって変わりますが、子ども1人あたり1日約5,000円〜約10,000円です。
この料金には、保育にかかる費用(人件費、おもちゃおよび必要備品代金、保険費用)+場所のレンタル代金+企画運営費が含まれています。
一般の保育所に比べると高いと感じるかもしれませんが、そのぶん年齢に合わせた手厚い人員体制と、スタッフの質を重視しているとのことです。
託児会場
イベント会場からアクセスの良い場所に託児スペースを用意し、そこで子どもを預かってくれます。
防犯のため、託児会場の詳細は、申し込んだ人だけに伝えられます。
過去の例では、東京ビッグサイトでのイベント時に、民間学童保育施設「勝どき」を託児会場としていました。
ここは都営大江戸線「勝どき駅」から徒歩3分の場所にあり、ビッグサイトへはバスで向かうこともできます。
保育スタッフ
イベント保育や個人シッターのプロが保育スタッフをしています。
特にイベント保育の経験豊富なスタッフが現場のリーダーとなり、丁寧で質の高い保育をしています。
イベントごとにメンバーは異なりますが、決まり次第利用者に連絡し、Webサイトでも公開しています。
これまでの保育スタッフのプロフィールはこちら
利用の仕方
申し込み方法
にじいろポッケのWebサイトから申し込みをします。
事前面談はないので、子どもについて注意事項や対処方法、お願いしたいことがある場合は、申し込みフォームに記載しておきましょう。
アレルギーや人見知り、障害があっても、できる限り受け入れてくれるそうです。
① 幼児の場合、一般の幼稚園・保育園、もしくは療育に通っている
② 6歳以上の場合、普通学級に通っている(特別支援学級ではない)
③ 会話・言葉によるコミュニケーション・意思疎通ができる
以上の①か②、および③を両方とも満たす子どもであれば、預かってもらえるケースがほとんどです。
心配なことがあれば、事前にメールで相談してみてください。
支払い
料金は前払いです。
申込完了メールに記載される支払期限までに支払わないと、申込がキャンセルされてしまうのでご注意ください。
支払い方法は、クレジットカード決済、コンビニ/ATM払い、PayPalから選べます。
持ち物
予約が完了すると、当日の持ち物やアクセスについての案内が届きます。
重要なものとしては、「にじいろポッケ同意書」と「にじいろポッケご利用当日申告書」があります。
これらは、にじいろポッケのWebサイトから印刷し、必要事項を記入して当日持参しましょう。
また万が一に備えて、子どもの保険証・医療証を持参してください。(スタッフに預けず、自分で持っていればOK)
常設の託児所ではないため、着替えと飲食物(昼食、おやつ、乳幼児はミルク・離乳食)、オムツ、お昼寝用のバスタオルは用意が必要です。
おもちゃや救急セットは託児会場にありますが、お気に入りのおもちゃを持ち込むことはできます。
全ての持ち物には、しっかりと記名をしてくださいね。
会場によっては、行きの荷物を宅急便で送っておくことができます。
当日の流れ
事前に送られてくる案内を見て、託児会場に子どもを連れて行きます。
写真付きで詳しい道順を教えてくれるので、初めての場所でもスムーズに行くことができます。
託児会場に着いたら、保育スタッフによる簡単な問診(必要書類や荷物、健康状態の確認等)があります。
子どもと荷物を預けたら、ママ・パパはイベント会場へ。
子どもは保育スタッフに見守られながら、自由に遊びます。
保育の様子を随時Twitterにあげてくれるので、イベント会場からも確認できて安心です。(子どもの顔は隠してくれます)
昼食やおやつは、基本的には皆で一緒に食べますが、状況に応じて臨機応変に対応してくれます。
お昼寝も、子どもの年齢や生活スタイルに合わせて実施。
お迎え時には、保育スタッフから1日の様子を記載した報告レポートがもらえます。
キャンセルが必要になったら?
子どもの体調不良等で、イベントに行けなくなってしまった……!
そんな時は、早めにキャンセルの連絡をしましょう。イベントの10日前までは、キャンセル料が無料なので、託児料金を全額返金してもらえます。
9日前から4日前までは、託児料金の半額を返金していただけますが、3日前からは返金してもらえません。
ただし、キャンセル待ちの人がいて欠員補充ができた場合は、全額返金していただける可能性もありますので、ご相談してみてください。
利用者の感想
にじいろポッケを実際に利用した人は、どのように感じているのでしょうか?
にじいろポッケのWebサイトから、利用者の声を一部抜粋してご紹介します。
プラレールが大好きな子なので、プラレール保育園に行くんだ!と数日前からだいぶテンション上がってました。経験と知識豊富な先生方に優しくしてもらい、ずっとプラレールで遊んでいたかったようで、帰宅後も、もうちょっといたかった。また行きたい、とずっと言っていました。(※大きな立体プラレールを設置したイベントでのご感想)
初めて家族以外に託児を依頼したので、寂しがって泣いたり馴染めずに楽しめなかったらどうしようともやもやしていましたが、当日の写真や託児レポートでとても楽しそうに遊んでいる様子がわかって安心出来ました。またイベントに参加する際は託児をお願いしたいです。
今後行きたいイベントの時に夫の休みが取れなくても諦めることはないんだなとわかって心が軽くなりました。にじいろポッケで救われるお母さんは絶対にいるので応援しています!
引用元:ご利用者様のご感想④(2020年3月~2022年5月) | 同人イベントのための託児 にじいろポッケ
上記のコメントを見ると、にじいろポッケが子ども達にとって楽しい場所であり、預ける保護者にとっても安心できるサービスだということがわかります。
子どもを預けて同人イベントに参加することに対して、罪悪感を持つ人もいるかもしれません。
しかし、育児を優先して趣味を我慢していると、ストレスが溜まってしまいます。
毎日育児を頑張っているからこそ、時々は同人イベントに参加してリフレッシュすることも大切なのではないでしょうか。
子どもも、にじいろポッケで楽しい時間を過ごしている……と思えば、心置きなくイベントを満喫できますよね。
育児と同人活動の両立に悩んでいるあなたに・・「託児」も選択肢のひとつにしてみてください!
「にじいろポッケ」の基本情報
サービス名 | にじいろポッケ |
代表者 | 四辻 さつき |
電話番号 | 050-5236-3951 |
電話受付時間 | 9:00~15:00 |
お問い合わせ先 | https://nijiiropokke.info/?page_id=1184 |
ホームページURL | http://nijiiropokke.info |
Twitterアカウント | https://twitter.com/nijiiropokke |