なぜ必要?同人誌の奥付と注意書きで使ってはいけないマーク

同人誌の最後のページにある奥付。これは同人誌だけではなく、一般的な書店に流通している本にもあります。

なんとなく、みんながつけているからと思って奥付をつけている人も多いのでは? なぜ奥付が必要なのか、また書くべき内容について確認してみましょう。

もくじ

奥付ってなに?

奥付はその本の責任がどこにあるか、を示すものです。

同人誌のページが抜けていたり、破れていたりしても、問い合わせる先がなければ交換してもらうこともできません。

そのため、発行者や連絡先などを記載するのです。

奥付に記載しなければならないものは?

奥付には、「これを書かなければならない」と決められているものはありません。ただ、「これを記載しておけば問題ないだろう」という項目はあります。

本のタイトル

タイトルが長かったりすると、略してしまうこともありますが、ここに書くのは正式名称です。むしろ、長すぎるタイトルだと奥付を見ないと間違えてしまうなんてこともあるかも?

発行日

発行した日を記載します。最初に発行したのはいつか、再販した場合は併せて記載します。再販は初版での誤字脱字も修正されていることが多いので、初版と再版があるなら再販のほうが欲しい!という人も。

著者名/発行所

その同人誌を書いた人、サークル名を記載しましょう。

連絡先

一般書では出版社の電話番号が書かれていますが、同人誌では避けたほうが吉。メールアドレスか、pixivやTwitterなどのSNSでもOKです。

印刷・製本

同人誌を印刷した印刷会社さんを記載します。

知ってた? 勝手に使ってはいけないマークたち

実は、気軽に使ってはいけないマークというものがあります。

例えば、白地に赤の十字。そう、「赤十字」マーク。これは「赤十字社の標章」なので、勝手に使うことは法律で禁じられています。

意味も分からず、既存のマークを利用することはキケン。むしろ、よく見るマークだからこそ、「使っても大丈夫かな?」と一度疑ってみたほうがいいでしょう。

「R-18作品だから注意を促さなくっちゃ!」と三角形に感嘆符のマークを使うも避けたほうがいいでしょう。本来は、重要な警告に使われる際のマークです。簡単にマークでお知らせを伝えたい(「R-18作品」、「転載禁止」、「無断転載」など)場合は自分でマークを作ってみるのもいいかもしれません。

奥付は正確な情報を伝えるページです。掲載する情報はもちろんのこと、使用する素材についても十分に確認するようにしてください(特に素材はほかのページでも注意が必要です!)

参考サイト

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