創作・同人活動をするうえで、ペンネームを使うか本名を使うか迷うことがあると思います。
ペンネームを使うことによって、本名がバレなく済んだり、本名よりもキャッチーで印象に残りやすかったりするメリットがあります。
しかし、どんなペンネームにしようか悩むことも。
この記事では、ペンネームを付けるメリットと悩んだときの決め方についてご紹介していきます。
ペンネームを付ける3つのメリット
ペンネームを使うことによって、以下のようなメリットがあります。
メリット1:自分の個人情報を守る
創作・同人活動をするうえで普段と違った自分を出していくには、やはり本名の公開は抵抗感があるかもしれません。特に、あまり公にしたくないことがあるなら、ペンネームを使うほうが自分を守ることができます。
広義の個人情報としても本名は該当することになります。
Q. ガイドライン(通則編)では、氏名のみでも個人情報に該当するとされていますが、同姓同名の人もあり、他の情報がなく氏名だけのデータでも個人情報といえますか。
A. 本人と同姓同名の人が存在する可能性もありますが、氏名のみであっても、社会通念上、特定の個人を識別することができるものと考えられますので、個人情報に該当すると考えられます。
個人情報保護委員会
メリット2:読者が呼びやすくなる
親しい友だちとは、本名よりニックネーム(あだ名)で呼び合うことが多いと思います。ペンネームを使うことで、本名よりも呼んでもらいやすく、単純に読者からも覚えられやすくなります。
たとえば、ホリエモンと言えば堀江貴文さんがぱっと出てくると思いますが、苗字の堀江さんだけではどこの誰だか認識できなくなってしまいます。これが呼びやすさからくるメリットです。元々は誰かに付けられたニックネームを本人が取り入れるといったこともよくありますよね。
メリット3:世界観にあわせられる
ペンネームは、自分の思い描く世界観にあわせた名前を作ることができます。たとえば、歴史っぽい内容を書いている場合は、戦国武将をもじったペンネームもありかもしれません。
たとえば、漫画家・さくらももこさんの代表作と言えば『ちびまる子ちゃん』ですが、その主人公はペンネームと同じ名前です。ご自身の少女時代をモデルにしている作品ということで、世界観があわさっていますよね。
ペンネームを決めるときの3つのポイント
ペンネームを決めるとき、以下のポイントを考慮してみるのも良いでしょう。
ポイント1:とにかく覚えやすいものを選ぶ
一度聞いたら覚えてしまう、あまり聞いたことがないフレーズといった個性的なものを選ぶのも、ひとつ選択肢です。たとえば、カタカナで4文字以内にすると、比較的覚えやすいペンネームになるでしょう。
ポイント2:自分と関連のあるものを選ぶ
まったく自分と関係ないニックネームにしてしまっても良いかもしれませんが、由来を聞かれたら答えられるようにしておくのもおすすめです。たとえば、自分の関係のある何かと何かの組み合わせにしてしまうとか。
ポイント3:他人と被らないものを選ぶ
考えたペンネームを他の人が使っている可能性があります。念のため検索して被っていないか確認しておきましょう。とはいえ、よく使われやすいペンネームをあえて選んで親近感を出す方法もあるでしょう。
まとめ
ペンネームを付けるメリットと悩んだときの決め方についてご紹介しました。
漫才のコンビ名を考えるときのように、とにかく好きな言葉や思いついた単語をノートに書き出して、そこからつなげて考えてみたりするのも楽しそうですね。気に入らなくなっても後から変えることも当然できちゃいますが、せっかくこの機会に良いペンネームが降りてくることを祈っています!