創作をする方は、日常生活の中で自然と「ネタ探し」をするのが習慣になっていますよね。素敵なテーマが浮かんだら仲間内で共有して創作ごっこをするのも楽しみ方の一つです。
創作界隈では、星座や占星術、ギリシャや日本の神話、また古典芸術など、ロマンチックなモチーフはいつでも大人気。好きなキャラとモチーフを結びつければ、どんどん物語や絵が生まれそうですよね。
こちらの記事では、とっておきのネタをご提供させていいただきます♪
西洋絵画はモチーフの宝庫
少しとっつきにくいイメージの古典絵画。美術の教科書で見たことあるけど……という印象がありますよね。
でも実は、その絵には創作のヒントがたくさん。作り手が大好きな“におわせ”を思わせる隠喩がたくさんあるのです。
バラ
バラは古今東西愛のモチーフ。その意味から転じてこの世の儚さを表すときにも使います。乙女の血となぞらえ、女性の象徴とも言われています。
- 美しさ
- 純潔
- この世のむなしさ、儚さ。
ユリ
百合は古代から豊穣女神の聖花とされてきます。宗教画では聖母マリアと関連づけられて描かれることも多いんですよ。
- 権力
- 純潔
- 慈悲
リンゴ
アダムとイブが食べた禁断の果実がリンゴ。丸くて赤いかわいらしい形と、重い意味のギャップがドラマチックです。
- 罪
ザクロ
多くの種を持つことから多産と繁栄の象徴となっています。
- 繁栄
- 教会
- 君主
オリーブ
平和の象徴であるオリーブ。その願いは今でも同じ意味を持ち、観葉植物としても人気です。起源はノアの方舟に始まります。鳩がオリーブの実をもって帰ったことから、平和のシンボルとなりました。
- 平和
- 神と人間の和解
鏡
ありのままの姿を映す鏡は「真実」「偽り」という正反対の意味を持っています。解釈次第でどのようにも捉えることができるのがモチーフのおもしろいところですよね。
- あるがまま
- 嘘
- ヴィーナス
天秤
その役割の通り、正義や公平の象徴。名画「最後の審判」では大天使ミカエルが持っています。
- 正義
- 公平な裁き
犬
私たち現代人のイメージ通り、「忠誠」を表すために描かれることが多いのですが、宗教や時代が違うと「邪悪」「不浄」の象徴とされる場合もあります。
- 忠節
- 貞節
- 邪悪
猫
人に媚びない奔放な振る舞いが魅力的な猫。絵画の世界では悪魔の象徴とされてきました。また、しなやかな姿から性的な意味を持つモチーフともされてきました。
- 悪魔
- 不吉な知らせ
- 性欲
蝶
幼虫の姿からサナギとなり、見事に美しく姿を変える蝶。生まれ変わるように進化していく姿から、魂の象徴とされています。
- 魂
- 死者の口から抜けるもの
- 霊魂
羊
「迷える子羊」という言葉が示す通り、羊は神への生贄とされてきた動物です。イエス様は自らを「良き羊飼い」と名乗ることもあり、宗教画の世界では特別な意味のある動物です。
- 受難
- 犠牲
蛇
日本でも神聖な生き物として扱われる蛇。世界中で古くから神の化身として崇められてきました。何度も脱皮することから、永遠の命の象徴として描かれます。
- 富の象徴
- 神の化身
月桂樹
今でもマラソン大会などの勝者が、月桂樹の冠を付ける姿が思い浮かぶ人は多いのではないでしょうか。これは太陽神アポロンの聖樹とされていることが理由です。葉は勝利を表し、花は裏切りを表すという深い意味のある植物なんですよ。
葉
- 栄光
- 勝利
- 栄誉
花
- 裏切り
- 不審
他にもご紹介しきれないほどたくさんのモチーフがあります。知的好奇心がくすぐられもっと知りたくなりますよね♪
イラストにそっと紛れ込ませるだけで、きっとその絵はより意味深に、さらに耽美になります。「知る人ぞ知る」秘密のメッセージはときめきますよね。ぜひ創作の参考にしてみてくださいね♪