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無料で読める小説投稿サイト「エブリスタ」の特徴・評判・楽しみ方

小説を書きたい!そう思ったときに気になるのが、小説投稿サイトですよね。

自分の作品を読んでもらったり、他の人の作品を読んで刺激をもらったり、時には腕試しでコンテストに参加してみたり……作ったその先を楽しめるのが、投稿サイトのいいところ。

一方で、最近はいろんな小説投稿サイトがあり、どれを選んだらいいかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は数ある投稿サイトの中の一つ、『エブリスタ』についてご紹介します。特徴や強いジャンル、楽しみ方などについてわかる記事になっています。

もくじ

エブリスタってどんなサイト?

開設15周年まで目前 様々な楽しみ方ができる小説投稿サイト

エブリスタは、2010年にサービスを開始した小説投稿サイトです。無料で利用でき、多くの人が自分の書いた小説を発表しています。

大小さまざまなコンテストを随時開催していたり、ページスタンプやコミュニティなど交流用のサービスが充実しているのが特徴的です(それぞれ、のちほど個別に解説します)。

中でも、コンテストは毎月新しく開催されており、書籍化・映像化につながるチャンスも充実。公式サイトによると、今までに書籍化された作品はなんと1,000冊にも及ぶそうです。

特に強いのは恋愛小説!ホラーやSFも要注目

エブリスタで特に強いジャンルは、「恋愛」。トップページのランキングでも上位を多く占めていますし、恋愛とは別に「恋愛ファンタジー」もカテゴリーにあるほどです。

映像化されている投稿作品でもスリリングな不倫や愛憎劇を描いたものが多く、エブリスタならではの特色と言えるでしょう。

それ以外にも、賑わっているジャンルはまだまだあります。今や定番となった転生・チート系のファンタジーやミステリーはもちろんのこと、ホラーも定期的に出版社とコラボしたコンテストを開催していて強い印象です。

また、意外なのがSF。他のジャンルと比べて投稿数は少ないようですが、だからこそ新作を発表すると注目を浴びやすい、と実際エブリスタを利用しているユーザーから聞いたことがあります。SF作品を発表してみたい方は、狙いめかもしれません。

本棚や目次機能もアリ お気に入りの本を持ち歩く感覚で読める

読み手としても、お気に入りの作品をまとめておける本棚や、好きなところから読める目次など、ほしい機能はバッチリ完備。しおりを挟まなくても、前回読んだページから始めてくれるのも便利です。

スマホで読みやすいように工夫されている作品も多いので、通勤の電車の中などでもサクサク読めます。お気に入りの本をまとめて持ち歩けるような感覚です。

チャンスが広がる!毎月開催のコンテスト

3行の短編から力作の長編まで参加可能 書籍化・映像化のチャンスも

エブリスタでは、短編・長編・ジャンルを問わず、様々な作品を対象としたコンテストを随時開催しています。

三行からできる超妄想コンテスト

 通算200回を越える、毎月開催のコンテストです。100字(3行程度)から応募可能で、決まったお題に沿って書かれた短編作品が投稿できます。入選作は、エブリスタが刊行している短編集「5分シリーズ」に収録される可能性も。気軽に参加できつつ、書籍化のチャンスがあるのが嬉しいところです。

新星ファンタジーコンテスト

 お題に沿ったファンタジー作品を投稿するコンテストで、1~3万字のややボリュームのある短編作品が対象です。入選作はファンタジー書評家「三村美衣」氏から選評がもらえて、更にコミカライズも検討。小説を書くのに慣れて力試しをしたくなった頃、参加するのにうってつけです。

執筆応援キャンペーン

 未完結でも応募可能なコンテストで、執筆意欲促進を目的として開催されています。大賞受賞者にはキングジム社「pomera DM250」がプレゼントされ、上位15作品には作品へのアドバイスがついてきます。書きかけで止まっていた作品があれば、このキャンペーンをきっかけに完結まで持っていけるかも?(ただし、毎回定まった募集テーマがあるのでご注意を)

エブリスタ小説大賞

 出版社を始めとした外部の会社・団体とコラボして開催される賞です。多くは書籍化・映像化が目玉となっており、様々な作品が広く世に送り出されてきました。8~10万字ほどの長編作品がメインですが、5~6万字ほどの中編を募集する賞もあります。その年によって開催される賞は変わってくるので、要チェックです!

このように、軽い腕試しから腰を据えて取り組みたいものまで、幅広いコンテストが開催されているのがエブリスタのいいところ。

特に、超妄想コンテストは毎月新しいお題が発表されるので、定期的に書きたい方にオススメです。

また、コンテスト以外にもルーキーやテーマ別でピックアップ特集が組まれています。少しでも読者さんの目に触れる機会が多いのは助かりますね。

小説を通したコミュニケーションが楽しめる

「ここ、いい!」と思ったときに押せるページスタンプ

投稿するだけじゃなく読む上でも、エブリスタならではの楽しみ方があります。

小説を読んでいると、「ここ!この場面、最高!」と気持ちが高ぶるとき、ありませんか?そんなときに役に立つのがページスタンプ。7種類のスタンプからフィットするものをポチッと押せば、すぐに気持ちを伝えられますよ。

「スタンプじゃ足りない!言葉にして伝えたい!」というときもご安心ください。スタンプの隣にある枠にメッセージを打ち込めば、そのまま感想を届けられます。

ページ単位で盛り上がれるのはもちろん、感動した作品のよさをレビューにして投稿することも可能です。

このように好きな作品を応援できる機能が色々あるのは、読み手としては助かるところですよね。

つぶやき機能や、ユーザー主体のコミュニティも

投稿ユーザーは自分のページで、「つぶやき」というメッセージを載せることができます。作品の更新や、作品への想いなどをつぶやくことで、読者さんとコミュニケーションが取りやすくなりますよ。

また、ユーザーどうしが自由なテーマで交流することのできる「コミュニティ」機能もあります。自分の作品を宣伝したり、気ままに雑談したり、様々な使い方が可能です。(言うまでもなく、ルールを守った上で、ですが……)

エブリスタの前身は、モバゲータウンというケータイコミュニティ内のサービスでした。その名残で、こうした交流のための機能が今でも残っているのかもしれません。

実際使っている人の感想は?

ゆるい気持ちで参加できる気軽さがありがたい

ここまで、エブリスタの特色をご紹介してきましたが、気になるのは「ぶっちゃけ実際使った感じはどうなの?」というところですよね。

実は筆者もエブリスタユーザーだったりします。エブリスタの良さと考えて浮かんでくるのは、何といっても「気軽に投稿できる」こと。

波に乗ったときは長編大作を毎日更新するもよし、モチベがあがらないときはまったり過ごすもよし。そのうち、「お、この妄想コンのお題面白そうだな」と軽い気持ちでポチポチ書いて、投稿してみたり。ごくごくたまに、それが入賞しちゃったり(!)。

来るもの拒まず去るもの追わず、でも「いつでも戻ってきてもええんやで……」と言わんばかりの大らかさが何とも居心地いい。それがエブリスタの魅力に感じます。(あと、好きな作品にページスタンプ送るの楽しい。連打できないのだけが不満)

ガチな人はトコトンやりこめる奥深さも

筆者はゆるゆる界隈ですが、ガッツリ使い込んでいる人も大勢います。中には、読者さんとの交流の中で得たフィードバックを元に腕前を磨き上げ、今では商業作家として第一線を走っている方もいるほどです。

このように、ゆるくても、ガッツリでも、どんな使い方でも許容してくれるのがエブリスタの一番の特徴かもしれません。

小説を書いて、投稿してみたい!でも、肝心のネタが思い浮かばない……。そんな初心者の方には、毎月新しいテーマが発表されるエブリスタの妄想コンは特におススメです。

まずはぜひ軽い気持ちで飛びこんでみてくださいね。

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