創作スランプの脱出法!書けない原因と対策・時短原稿テクニック

ある日、突然、創作に対するモチベーションが低下した……。創作する人にとってはものすごく怖いことですよね。

もしかして、もう二度とやる気が湧いてこないかも!と不安になる場合も。このことを「スランプ」だという人もいるのではないでしょうか。

どうすれば、スランプ的な状況から抜け出すことができるのか、考えてみましょう。

もくじ

スランプの原因は?

スランプにはいくつかの原因があります。ストレスやプレッシャー、達成感がなくなることでのモチベーションの低下などがあげられます。

また、創作というのはゴールが見えないマラソンのようなもの。新しいものに取り組むときにはどうしても、不安やおそれが生まれてしまいます。

その負の感情をワクワクが凌駕してくれれば問題はないのですが、そうではない場合はなかなかスタートをすることさえも難しくなってしまいます。

どうやってスランプから抜け出す?

原因にもよりますが、スランプ的な状況から抜け出すにはいくつかの方法があります。

【その1】小さな目標を達成する

長編作品などの場合、ゴールが遥か先です。なかなか目標を達成することができず、疲れてしまう場合も。

そんなときは、小さな目標をいくつか設定します。それらの目標を達成することで、気持ちも上向きに。思ったとおりに進められなくても、ひとつでも達成することができれば自信につながります。

【その2】刺激を受ける

同じような日々の中で創作を続けていると、マンネリ化してしまうことも。新しい作品などに触れて、新たな刺激を受けることでモチベーションがむくむくと湧き上がってくるはず。

できれば、読んだことがある、観たことがあるものではないほうがベスト。それが自分の刺激になるかどうか、賭けのようなところはありますが、気になる作品をチェックしてみるようにしましょう。創作を行う場所を変えてみるのも重要ですよ。

【その3】リラックスも大事

ゴールのないマラソンを走っているようなもの、と言いましたが、心だけではなく体も疲れてしまいます。なんだかやる気が起きない……というときはシンプルに疲れているという場合もあります。

創作から離れて、ほかの趣味や活動を楽しんでみるのもいいでしょう。日頃から、自分の心をリラックスさせてくれるような趣味を持っていると、こういうときに役立つはずです。

創作意欲をかきたてる方法

問題は、何も書きたいもの、作りたいものが思いつかない!というときです。作りたいものがなければ、手も頭も動かすことができません。そんなときはさまざまなところから刺激を受ける必要があります。

同じ創作仲間と話をするのもあり。元気で、やる気満々!という人と話をすると、刺激になるはず。

また、普段行かない場所にでかけてみるのも効果的です。初めての場所は知らないことだらけですから、当然刺激も満載!新たな発見もたくさんあるはずです。遠くに行かなくてもOK。駅からの帰り道、いつもと違う道をチョイスしてみるだけでも新鮮な発見ができます。

時短原稿テクニック

とはいえ、〆切が近いのに、どうにも筆が進まない……。物書きさんや絵描きさんにとってこうした緊急事態は、身に覚えがある人がほとんどではないでしょうか。

たとえば筆者の場合は、文字数やタイトルを渡されてから原稿提出の期限まで、わずか1〜3時間しかない状況も多々。そんな筆者が日々意識している、「素早く原稿を書くコツ」です。

現在進行形で修羅場を迎えている人も、日頃ギリギリになってしまいがちな人も、一度試してみてくださいね。

【その1】書けるところからとにかく書く

時間がなかったり行き詰まっているときには、「とにかく手を止めない」のが一番。「あーでないこーでもない……」と、書いては消してを繰り返すのを一旦やめてしまいます。

さらに構成や順序は無視して、思いついたピースから殴り書きのように書いていくのです。実際に使えるかどうかはあまり重要ではないので、ガンガンいってください。

するとたくさん書いた文章が思考の呼び水になり、原稿の輪郭が浮かんでくることがあります。それさえわかれば、しめたもの。勢いを取り戻していきましょう!

【その2】箇条書きを作りながら書く

原稿の長さや人によっては、あらかじめ書く内容をまとめていることもありますよね。

その用意があってもなくても、手がストップしたときにはあらためて、必要な要素の「箇条書き」を作ってみるといいかもしれません。

これまでになにを書いて、足りていない部分はどこなのか。文章を書くことと並行して箇条書きを作ることで、現在地点の把握・整理ができます。

【その3】音読しながら書く

読みやすい文章は、音読した際にも心地がいいもの。どこか引っかかるところがあって進まない場合は、一度音読してみるのもおすすめです。

読みづらかったりわかりづらかったりする箇所が、声に出すことであっという間に判明することがあります。

そもそも人間にとって、文字ではなく音声が先天的に獲得する言語能力。ぼやっとした書きたい内容を、ひとり言のようにブツブツ話してみるだけで、解決の糸口がつかめることも多いです。

【その4】「始めと終わり」が明確な気分転換をする

進む進まない以前に、集中力がゼロ!人間だもの、〆切直前でも集中できない日もありますよね。

そうしたときは、潔くあきらめるが吉と筆者は感じています。机に向かって集中できない自分を責めるより、仕切り直すほうが案外手っ取り早いです。

気分転換するうえで気をつけたいのは、自分の意思を信用しないこと!ネットサーフィンや動画視聴は、ダラダラしてしまう可能性が高いので避けたほうが無難です。

料理する、食事する、お茶を淹れる、コンビニに行く、入浴する、洗濯物をする……。なんでもいいのですが、「始めと終わり」が明確な気分転換をしてみてください。

モチベーションが低下したからと言って焦らない

時間がないのに進捗が悪いと、どんどん焦ってしまいます。ただ、ちょっとしたテクニックやアイデアを知っておくと、スランプ状態も乗り越えやすくなるはず。

大事なのは、どんなことがあっても焦らないということ。

どんなに好きなことでも毎日のように「わっくわく!」「楽しい!」と取り組める人のほうが稀です。体調によって気が向かないということもあるはず。あまり深刻に捉えず、「今日は休もう」と自分を甘やかしてみるのもありですよ。

そして、自分が何を好きなのか、改めて考えてみるのも大事。創作することが好きならば、きっと自然と心が作ることに動いていくはずです。

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