BL(ボーイズラブ)の世界では、そのときによっていろいろな設定が生まれます。中には海外の流行を取り入れて入ってきたものもあるんですよ。今回は、「そんな世界観もあるの!?」という用語や、攻めや受けから派生した用語などをご紹介します。
知っておくと、より深くBLを楽しめるようになりますよ。ぜひご覧ください。
ノンケ
ノンケとは同性愛者からみた異性愛者のことをさします。「ノンケのことを好きになっちゃったよ…」のように作品の中のキャラクターが使いますね。中には、異性愛者のはずの男性がほだされて男性と肉体関係を持つ…といったようなストーリーもあります。
総受け
総受けとは、どのキャラクターとの組み合わせでも、必ず受けになる人のことをいいます。また、あるひとりのキャラクターが、その作品の中で登場するすべてのキャラクターから好意を持たれて攻められることも。「〇〇総受け」と作品の詳細に書かれていたら、〇〇がどの場合においても受けとなることを意味していますよ。
オメガバース
オメガバースとは、男性と女性の他に第2の性があるという世界線の設定です。その世界にはアルファ、ベータ、オメガという性があり、アルファは成績優秀・容姿端麗でみんなの憧れの的。ベータは中間層でいたって普通。オメガは定期的に発情し、アルファやベータを惹きつけるフェロモンを発するという特徴があります。
アルファとオメガは番(つがい)になれる特徴もあり、運命の番なんていう言葉もあります。男性であっても妊娠する描写がある特殊な設定です。
Dom/Subユニバース
オメガバースと同じく、二次創作においての特殊設定のひとつ。相手をしつけたい、守りたい、世話をしたいDom(ドム)とお仕置きされたい、尽くしたいSub(サブ)という性が男女以外にもあります。オメガバースのようにオメガが定期的に発情するなどといった特徴はありません。彼らは信頼関係の上でその行為に及んでいます。
襲い受け
襲い受けとは、受けが攻めを性的に襲うものの結局行為では挿入される側になることです。これはシチュエーションの名称ですね。受けはあくまで挿入される側。攻めに挿入する描写があるのであれば、それはリバになります。読み手に誤解を与えないよう、注意が必要です。
ちょっと深いBLの世界。意味を知るともっと楽しくなる。
BLの世界に触れると、少し深い用語がたくさんでてきます。今回はその中でもまぁまぁ普及している用語の解説をしました。こういう設定や言葉があるのだと知るだけで、よりBLのお話が楽しめるようになりますよ。ぜひ今回お話した用語の設定が含まれているお話を読んでみてくださいね。