同人誌のデザインやフォント選びに便利なツール・アプリ紹介

同人誌を作ろうと思ったときに、最初の大きな壁となるのがブックデザイン。デジタルツールの進化によって、グラフィックデザインやエディトリアルデザインのハードルが下がってきたとはいえ、やはり専門知識は要求されるもの。

しかし、知っているだけでクオリティと効率が格段にアップするツールもたくさんあるんです。

誰でも・今すぐ・簡単に利用できる、便利なツールを4つ紹介するので、知らないツールがあったらぜひ早速使ってみてくださいね。

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もくじ

級数表【本作りの必需品】


本を作るなら絶対手元に置いておきたいアイテムが「級数表」。日本語の本文は基本的にベタ組みで組むものです。そのため、「級数=フォントのサイズ」と「歯送り≒行間の大きさ」を決めることで本文の見せ方が決まります。

「ベタ組み」とは?
原稿用紙に文字を並べたような状態。反対にタイトルなどはツメ組みが基本。

「この本なんとなく読みやすいな」「あの雑誌の見出しと本文の級数、どんなバランスなんだろう?」そんなとき、気になった箇所に級数表を重ねるだけで級数や歯送りが一発で特定できる優れものです。

Amazonで1,000円ほどで購入できるので、「本を作りたい」という人はマストバイ!

Adobe Capture【多機能神アプリ】

Adobeの有料プランに加入していなくても無料で全機能使える便利なアプリ。写真からカラーテーマやグラデーションを作成できたり、フォントの特定を行えたりと多機能です。

全機能を使いこなさなくても、デザインに行き詰まったときに開くと新しいアイデアが生まれるかも。iOS、Androidともに対応していますよ。

各種フォント特定サービス【画像でわかる】

アプリで特定できるフォントは、実は和文は機能しません。さらにAdobe Fontsで提供しているものからの検索に限られてしまうので、実際に使うと「似ているフォント」を探す用途に限られてしまいがちです。

そのため完全に特定したいなら、「What Font is」か「Like Font」がおすすめ!
英文なら「What Font is」、和文なら「Like Font」を使ってください。スマホで撮った写真をトリミングして、アップするだけでかなりの精度で判別ができちゃいます。

Web上のテキストの判別をしたいなら、Chrome拡張機能の「What Font」をインストール。ドラッグするだけでどのフォントかを教えてくれます

浮紙【テキスト整形をやるなら】

書いた文章や漫画のセリフを実際に組版するとき、事前のテキスト整形は必須。変な場所にスペースやタブが入っていないか、誤字はないかといった確認を行っておくことで、あらゆる誤植の可能性を大幅に減らせます。

その際には、日頃使っているメモアプリなどとは別に、検索・置換が行いやすかったり、スペースなどの不可視文字を可視化できる機能を持ったテキストエディタを利用するのが一つの手です。

Mac限定ですが、テキストエディタ「浮紙」がイチオシ。プロのエディトリアルデザイナーにもユーザーが多い、DTPに特化したエディタです。フリーソフトなので、Mac派ならぜひダウンロードしてみてください。

長年同人誌を作られている方でも、知らないアイテムもあったのではないでしょうか。

昔から定番のアイテムも、テクノロジーを生かした新しいツールもどんどん味方につけて、創作ライフを充実させていきましょう♪

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