〆切が近いのに、どうにも筆が進まない……。
物書きさんや絵描きさんにとってこうした緊急事態は、身に覚えがある人がほとんどではないでしょうか。
たとえば筆者の場合は、文字数やタイトルを渡されてから原稿提出の期限まで、わずか1〜3時間しかない状況も多々。
今回はそんな筆者が日々意識している、「素早く原稿を書くコツ」を一挙にご共有します! 現在進行形で修羅場を迎えている人も、日頃ギリギリになってしまいがちな人も、一度試してみてくださいね。
書けるところからとにかく書く
時間がなかったり行き詰まっているときには、「とにかく手を止めない」のが一番。「あーでないこーでもない……」と、書いては消してを繰り返すのを一旦やめてしまいます。
さらに構成や順序は無視して、思いついたピースから殴り書きのように書いていくのです。実際に使えるかどうかはあまり重要ではないので、ガンガンいってください。
するとたくさん書いた文章が思考の呼び水になり、原稿の輪郭が浮かんでくることがあります。それさえわかれば、しめたもの。勢いを取り戻していきましょう!
箇条書きを作りながら書く
原稿の長さや人によっては、あらかじめ書く内容をまとめていることもありますよね。
その用意があってもなくても、手がストップしたときにはあらためて、必要な要素の「箇条書き」を作ってみるといいかもしれません。
これまでになにを書いて、足りていない部分はどこなのか。文章を書くことと並行して箇条書きを作ることで、現在地点の把握・整理ができます。
音読しながら書く
読みやすい文章は、音読した際にも心地がいいもの。どこか引っかかるところがあって進まない場合は、一度音読してみるのもおすすめです。
読みづらかったりわかりづらかったりする箇所が、声に出すことであっという間に判明することがあります。
そもそも人間にとって、文字ではなく音声が先天的に獲得する言語能力。ぼやっとした書きたい内容を、ひとり言のようにブツブツ話してみるだけで、解決の糸口がつかめることも多いです。
「始めと終わり」が明確な気分転換をする
進む進まない以前に、集中力がゼロ! 人間だもの、〆切直前でも集中できない日もありますよね。
そうしたときは、潔くあきらめるが吉と筆者は感じています。机に向かって集中できない自分を責めるより、仕切り直すほうが案外手っ取り早いです。
気分転換するうえで気をつけたいのは、自分の意思を信用しないこと! ネットサーフィンや動画視聴は、ダラダラしてしまう可能性が高いので避けたほうが無難です。
料理する、食事する、お茶を淹れる、コンビニに行く、入浴する、洗濯物をする……。なんでもいいのですが、「始めと終わり」が明確な気分転換をしてみてください。
時間がないのに進捗が悪いと、どんどん焦ってしまいます。ただ、ちょっとしたテクニックやアイデアを知っておくと、スランプ状態も乗り越えやすくなるはず。
ぜひ、みなさまそれぞれの対処法も、Dounats(ドウナツ)の公式Twitterで教えてください♪