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小説・漫画投稿サイト「アルファポリス」の特徴・活用法【無料】|出版申請

せっかく書いた漫画小説を、誰かに読んでもらいたい!ゆくゆくは、書籍化やメディアミックスの夢も叶えたい!そんな創作者の強い味方が、小説・漫画投稿サイトです。

今回は、数ある投稿サイトの中から『アルファポリス』をご紹介します。アルファポリスの特徴や、実際に使っている人の感想などがわかる記事になっています。

もくじ

アルファポリスってどんなサイト?

創業20周年以上!出版社が運営する小説・漫画投稿サイト

アルファポリスは2000年に設立された小説・漫画投稿サイトです。

出版社が運営しており、サイトに掲載された人気作を自社レーベルから数多く出版しています(紙書籍は発売代行会社の星雲社に委託)。最大手『小説家になろう』の開設が2004年なので、それに先駆けた老舗の投稿サイトと言えるでしょう。

2024年現在でも、登録作品数は約22万作以上、月間アクティブユーザーは約300万人以上1と、多くの創作者で賑わっています。

スタートは1人出版社!今では100万部越えの名作多数

アルファポリスの創設者・梶本雄介氏は、博報堂出身。当時の出版業界に違和感を抱いていた2と言います。

「本屋に行っても面白そうな本がない」一方で、当時興隆していたインターネット上では、プロと遜色のない作品を発表している人もいる。そこに着眼して起業し、オープンしたのがアルファポリスでした。

始めは、すべての行程を梶本氏単独で行う“1人出版社”状態だったそうです。その努力が実を結び、3年ほど経った頃からヒット作が出るようになってブレイク。今では、100万部越えの名作を多数排出する大手投稿サイトの一つとなっています。

執筆が捗る専用アプリあり!メモ機能が嬉しい

そんなアルファポリスが意識しているのは、「コンテンツを投稿する作家と読者、双方にとって使いやすいサービスを作ること」3

作家には毎月開催のコンテストを始めたとする施策があったり、読者には書籍化作品を含む物語が無料で読めるようになっているなど、ユーザーが楽しむための様々な仕組みが用意されています。

スマホで投稿・閲覧がしやすいように、それぞれ専用のアプリも完備。別々なので、小説を書く・読む、それぞれの目的に集中できるのがありがたいですね。

また、投稿専用アプリにはメモ機能が搭載されています。メモの内容は作品執筆の画面で閲覧・引用することができるので、普段書き留めておいたことを創作に活かしやすくなっています。

月1のコンテストや「出版申請」夢の書籍化を実現

毎月ごとにお題が変わるWebコンテンツ大賞がアツい

小説・漫画投稿サイトといえば、各サイトでは独自のコンテストが開催されています。

アルファポリスで行われているのは、「Webコンテンツ大賞」。毎月違ったテーマの作品を募集しています。ファンタジーやミステリー、ホラー、恋愛など定番どころを始め、歴史小説・児童書など、ジャンルの幅が広い印象です。

賞は、編集部から「大賞」とポイント最上位作から「読者賞」が選ばれ、受賞作は書籍化のチャンスが得られます。

人気作品はこちらから「出版申請」も可能

通常、小説・漫画投稿サイトに掲載した作品が書籍化するには、コンテストに応募して受賞するか、出版社から声がかかるか、この2つのルートのどちらかになります。

しかし、アルファポリスでは第3のルートがあります。それが「出版申請」です。

アルファポリスで投稿された作品には、サイト独自に集計された「24hポイント」が付与されます。このポイントが一定数に達すると、投稿者側からアルファポリスに作品の出版を申請できるのです。そのうえで編集部が検討し、見事通過すれば書籍化されることになります。

100%書籍化されるのではないとはいえ、自発的に働きかける手段があるとモチベーションも高まりますよね。持続的に投稿する意欲を掻き立ててくれるシステムだと言えるでしょう。

投稿インセンティブを貯めれば収益化も

他にも、アルファポリスには「投稿インセンティブ」という仕組みもあります。

これは投稿作品がどれだけ読まれたかによって「スコア」が付与され、一定数貯まると現金やポイントと交換できる、というものです。スコアは毎月付与され、蓄積されていきます。有効期限があるので、失効しないよう注意が必要です。

このように、他サイトと比べて書籍化・収益化の窓口が多彩に用意されているのはアルファポリスの特徴になります。

自社レーベルだからこそのバリエーションと安心感

定番の異世界もの・コミカライズの他に 児童書・ビジネス書にも注力

近年、Web小説投稿サイトで人気のジャンルといえば異世界転生・悪役令嬢といったファンタジー。アルファポリスにも、そうした作品は多数投稿されています。

それだけでなく、メディアミックスも盛んに行われており、人気作品のコミカライズ漫画がサイト上で一緒に読めるようになっています。これにより、漫画から入ったユーザーが小説にも広がるなど、好循環が生まれています。

また、流行りジャンル以外にも、他ではあまり見かけないジャンルにも力を入れているように見受けられます。その最たるものが、児童書です。自社レーベル「きずな文庫」を筆頭に、幼児向けの絵本なども出版しています。その他に、エンタメではないビジネス関係のコンテンツが並んでいるのもユニークです。

機動的なコミカライズや、幅広いジャンルの取り扱いなど、出版社が直接運営し自社レーベルを構えているアルファポリスだからこそ発揮できる持ち味と言えるでしょう。

カテゴリーエラーの際は編集部判断で移動も

アルファポリスでもう一つ特徴的なのが、「カテゴリーエラー」(カテエラ)における対処です。

カテエラは、小説の新人賞に投稿する際、作品がレーベル求める基準・カラーに沿わないことを示す言葉です。何がカテエラに相当するかは賞によって異なり、ルールが公開されているケースは多くありません。

アルファポリスでは、このカテエラについての言及があります。投稿した作品は、ファンタジー・ミステリーといったジャンルカテゴリーを設定することができますが、設定したカテゴリーと実際の作品内容に相違があると編集部が判断したとき、ジャンル移動をする場合があるそうです。これはWebコンテンツ大賞への応募作品以外に、一般公開作品でもあてはまります。

カテエラの場合はジャンルの強制移動、というと、やや厳格すぎる気もしますが、近年では子どもたちを標的にした「エルサゲート」などの悪質な問題も起こっています。誰もが安心して作品を楽しむためには必要な施策かもしれません。

実際使っている人の感想は?

コンスタントにしっかり書きたい人向け

筆者も、アルファポリスを使っているユーザーの一人です。改めてアルファポリスについて振り返ったとき、コンスタントにしっかり書きたい人にはとても向いているサイトだと感じました。

執筆専用アプリを始め、毎月行われるコンテストや24hポイント制、投稿インセンティブなど、アルファポリスには長期的にコツコツ作品投稿するための仕組みが散りばめられています。

創作を続ける上でどうしてもネックになるのが、モチベーションの持続です。人間である以上気分の浮き沈みは必ず発生しますし、1人で続けるのは困難です。

だからこそ、システムを上手く活用することで、途切れがちなモチベーションを保つことができれば、習慣的に創作活動を続けられます。アルファポリスも、その手伝いをしてくれるサイトの一つだと感じました。

書籍化・収益化の窓口が広めでありがたい

また、書籍化や収益化の窓口が幅広いのもありがたいところです。

創作をするのはそれ自体が楽しいから、という場合が多いですが、一方で、長く続けると金銭的な負担が重くなっていくこともあります。

そんなとき、自分の作品を読んで読者が楽しんでくれた上に、投稿サイトからそのお礼ももらえる、というのは精神的なゆとりにもつながるのではないでしょうか。

小説を書きたいし、できるだけ長く続けたい。そして、たくさんの人に読んでもらいたい。アルファポリスは、そんな創作者の思いに寄り添ってくれるサイトです。興味を持った方は、ぜひ登録してみてくださいね。

  1. https://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20240809/eu54nd/140120240724554249.pdf ↩︎
  2. https://archive.md/BF7oB ↩︎
  3. https://cxclip.karte.io/friends/story/alphapolis/ ↩︎
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