初心者向けミュージカル!映画オリジナル作品5選|映画→舞台化も

南々井さん

こんにちは。X(旧Twitter)スペースで映画配信(ひたすら映画の感想を語る)をしているライターの南々井梢です★

ミュージカル映画紹介シリーズ、第3弾は“映画オリジナル作品”です。

ミュージカル映画と聞くと、ブロードウェイやウィーンなどの劇場で大ヒットした作品の映画化というイメージもありますよね。

でも実は“映画が発祥”の作品も、とっても多いんです!

その後映画→舞台化された作品も含め、5作ご紹介します♪

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もくじ

ラ・ラ・ランド

2016年に公開された「ラ・ラ・ランド」はその年、数々の映画賞を受賞するなど大きな話題を呼びました。

中でもこの作品でアカデミー賞主演女優賞を獲得したエマ・ストーンの熱演は本当に魂に響くものでした。歌もダンスももちろん吹き替えなしでエマや、相手役のライアン・ゴズリング本人が行い、その実力を思う存分発揮してくれました。

メガホンを取ったブライアン・チャゼル監督は「セッション」でセンセーショナルなデビューをしたとき、なんと当時29歳でした。本作でも音楽や芸術の感性が爆発しています。

とくに冒頭シーンは“奇跡のオープニング”と言われ、道路を実際に封鎖して行われた盛大なダンスシーンは圧巻です!

ストーリーは舞台女優を夢見る女性と、ジャズピアニストの男性の出会いと別れを描いたラブロマンスですが、「こう来たか……」と思わせる終盤の展開は、心に残る名場面の連続です。

あえて時代を明記せず、現代の時間軸の中でクラシカルなテイストを取り入れる見せ方も、映画の雰囲気にぴったり★ おしゃれな衣装やセットにも注目です!

グレイテスト・ショーマン

こちらは19世紀のニューヨークで活躍した興行師、P・T・バーナムの成功を描いたミュージカル映画です。

当時のきらびやかなショービジネスの世界がスクリーンいっぱいに表現され、映像全体はとても華やかな印象です。

ただ、物語はフリークスや人種差別を描く面もあり、とても考えさせられる内容になっています。バーナムはフリークスショー(見せ物小屋)を大成功させるのですが、当時、差別を受け日陰で生きることしかできなかった人たちを、華やかなショーの舞台で輝かせたのはたしか。

キラキラとしたショーと音楽を画面いっぱいに浴びながら「こんな歴史があったんだ」と思いを馳せることができる作品になっています。

アクションヒーローからミュージカル作品までこなす主演のヒュー・ジャックマンは、今作でも素晴らしい存在感です。バーナムからどん底から這い上がっていく姿、目が離せません!

脇を固めるザック・エフロン、ミッシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソンの熱演もあり、重厚感のある仕上がりになっていますよ。

天使にラブ・ソングを2

こちらは大ヒット映画「天使にラブソングを」の続編。

パート1ももちろん傑作ですが、さらにポップでミュージカル要素が強いのが「天使にラブソングを2」です。オリジナルの1年後を描いてますが、ストーリー上のつながりはないので、続編から見ていただいても十分楽しめますよ。

物語の舞台は“荒れ果ててた高校”。歌手のデロリスは、彼らの更生のために再びシスターに扮して高校へ音楽教師として乗り込むことに。

生徒たちは最初デロリスを受け入れず反発した態度を見せます。でもその一方でデロリスは彼らの音楽的な才能を見出し、教会のゴスペルや生徒たちが好きなHIPHOPやダンスミュージックを通し、心の交流を深めていきます。

この作品には、後に歌手として大成功するローリン・ヒルが生徒役で出演し、見事な歌声を披露しています。母親から「歌手になりたい」という夢を否定され、思い悩むティーンの葛藤を見事に表現しています。

コンテストで演目を披露するシーンは盛り上がり最高潮!

思わず歌い、踊りたくなるのはまさに“ミュージカル映画”の醍醐味ですよね♪

ハイスクール・ミュージカル

2006年にディズニーチャンネルのオリジナル・ムービーとして公開されたこちら。

シリーズ化され日本でも大ヒットとなりました。グレーテスト・ショーマンでも見事な演技を見せたトロイ役のザック・エフロンの出世作としても有名ですよね。

当時、主人公と同世代の高校生たちが熱狂し、「生まれてはじめて観たミュージカル映画」という方も多いのではないでしょうか。

物語はバスケ部のキャプテンと、ガリ勉で内気な女の子が恋に落ち、一緒にミュージカルの主役を目指すと言うドキドキの青春ラブストーリーです。

2人の恋路を邪魔するライバルの女の子も含め、登場人物みんなイキイキと輝いていて思わず応援したくなります。たくさんのキュン♡を得ることができますよ。

映画に使われてる楽曲は、バラードからダンスナンバーまで名曲揃いで、サントラも大ヒットしました。きっとみなさん一度はどこかで耳にしているはず!

とくにエンディング、出演者総出で歌い踊るシーンは幸せの最高潮で、思わず立ち上がって手拍子したくなります。「ファンがみんなで振り付けを覚えて踊る」という楽しみ方の、先駆けとも言われる作品です♪

SING/シング

とっても幸せな気持ちになるミュージカルアニメ映画「SING/シング」は、子どもだけでなく大人も最高に楽しめる作品です。

登場人物は全員動物の世界。主人公のコアラ、バスター・ムーンは劇場の支配人。しかし経営難で銀行へのローン返済もままなりません。

そんな中、起死回生の劇場の目玉として、大々的にオーディションを開催することにしました。集まってきた一癖も二癖もあるメンバーたちと一緒に大きな夢を目指します!

それぞれ家庭の事情や、夢を追う日々への疲弊、さまざまなことを抱えていますが音楽を愛する心は共通。果たして新しいショーは成功するのでしょうか。

こちらの作品は、聞き馴染みのあるヒットソングがたくさん使われているのが特徴です。

エルトン・ジョン、テイラー・スウィフト、スティービー・ワンダー、レディ・ガガなどの名曲を声優に起用されたハリウッドスターたちが熱唱しています。

声の出演はマシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、タロン・エガートン、スカーレットヨハンソンなど、そうそうたるメンバーばかり!惜しみなく熱い歌声を披露してくれてますよ。

ファミリーで楽しめるアニメ映画なので、実は、吹き替え版の方が日本では多く公開されました。こちら、主人公バスターを演じる内村光良さんが本当にハマり役です。日本人キャストの演技も歌も素晴らしいのでこちらも必見です♪

「映画が先」というミュージカル作品、名作もとても多いですよね。映画がヒットすると、その後ブロードウェイなどで舞台化されることも少なくないんですよ。

実際“劇場でのミュージカル観劇”に敷居の高さを感じる人が多いのも事実です。「あの世界観についていけるかな」「チケット代が高額すぎる……」「そもそも何を観にいけば良いの?」など心配事はつきません。

こちらでご紹介した5本は各種配信サービスで観ることができるので、まずは自宅で気楽に楽しんでいただけます。ミュージカルの世界に入り浸り堂々と歌ったり踊ったりできるのも自宅鑑賞の良いところかも?!

南々井さん

X(旧Twitter)スペースで不定期配信中「今夜もシネマはパラダイス★」はPodcastでアーカイブが聴けます。こちらも合わせてお楽しみください♪
南々井梢でした♪

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