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Skebで二次創作はNG?二次創作公認プログラムを解説|見るだけOK

2018年にリリースされたSkeb(スケブ)。「ありそうでなかった」痒いとこに手が届くサービスで、創作界隈では大きな話題と共に誕生しました!

登録者数が増え続け、利用方法がどんどん多様化される中で、必ずぶちあたるのが「このサービスを利用した二次創作ってあり?」ということ。古今東西この界隈では、避けては通れない問題なのです。

Skebの見解、アナウンスをしっかりと受け取り、今一度整理してみましょう!

もくじ

そもそもSkebって?

元々はスケブ=アナログのスケッチブック。かねてより、同人イベントにスケッチブックを持参し、作品を購入したうえで、好きな作家さんにイラストを描いてもらうことを指しています。

今でもイベントの楽しみという方も多いのでは無いでしょうか。そんなとても嬉しいファンと作家さんの交流をWeb上でつなげるサービスが「Skeb(スケブ)」です。

「有償のお題箱」とも言え、描き手さんにとっても、ファンの方も気楽に使うことができます。

ルールとしては「見積もり」「打ち合わせ」「リテイク」の禁止。すべてが一発勝負というのが、明快でわかりやすいですよね。「リクエストを送る」「納品」の1往復のみなので途中のやりとりはありません。

また描き手さんは、すべての依頼に応えればいけないということはなく、描きたいものだけ描けば良いので、気負いなく利用できます。

有償だからこそ使いやすい!

オタクなら経験する「お願いだからお金を払わせて……!!」という感覚。これは「こんな尊いものを無償で見せてもらうなんて申し訳ない」「課金することで愛を伝えたいのに、支払い先がない!」という心の叫びです。

公式グッズが存在する商業作品では「課金しすぎてしまった……」という悩みが生まれますが、同人作家さんを推すと逆の苦しみが生まれてしまうのです。

「謝礼をさせてください」と直接頼んでも、遠慮されてしまうことがほとんど。それに無償でお願いするとなると「この要望は図々しいかな」と思い悩んでしまいます。

そんなストレスが一切ないのがSkebの良いところ。ルールが明確な上に、お互いWin-Winの関係を築くことができるので、トラブルが起きにくい仕組みになっています。

Skebの特長

  • クリエイターが楽しく気持ちよく作品作りできること、適切な対価をもらう経験をもっとも大切にしています。
  • メール作法などに悩む必要はありません。挨拶すら不要で、お願いしたいことだけ簡潔に伝えればOK!
  • 金額を決めるのは依頼主です。それによって完成度を描き手さんが判断します。また、金額設定に悩んでしまったときは、クリエイターによってはおまかせ金額を明示しているので、参考にしてみてくださいね。

Skebで二次創作はあり?なし?

二次創作はアナログやデジタルといった形態問わず、グレーゾーンの扱いです。「利益を得ていない」「商業目的ではない」というファン活動が前提ですが、著作者が(著作権の)権利行使をする可能性がゼロではありません。

そのため、「二次創作はありですか?」とSkebに問い合わせたとしても、著作者以外はイエスともノーともいうことができません。

ただ、同人やSkebを楽しむ方の多くは二次創作に親しみがあります。代金を支払って好きな描き手さんに好きなCP、理想のシチュエーションを描いてもらえたら最高ですよね。

Skebにも、作品公式にも、著作者さんにもご迷惑をかけずに二次創作を楽しむにはどうすれば……と、頭を抱えているユーザーが多い中で、Skebは2019年に公認プログラムを発表しています。

【2024年4月30日まで】Skebの二次創作公認プログラムを解説

Skebの発表2024年4月30日で二次創作公認プログラムが終了するお知らせが出ています。

簡単に説明すると「ファンアートの売上の原則10%を運営会社から事前にご登録いただいた原著作者さまにお支払いする」というもの。

公認作品が発表され、その中の作品であれば、クリエイターも依頼主も二次創作をSkeb内で楽しむことができます。

ポイントとしては、

  • 原作者さまへのお支払いはSkebが手数料の中から行うので、クリエイター、依頼主ともに追加料金がかかることはない。
  • 公認だからといってそのイラストを使ってグッズをネットショップなどで売ることができない。
  • 原作者さまはファンアートを二次利用することができる。

といった二次創作の楽しみ方が、Skebでは可能になっています。

こんなに便利!スケブのアピール機能って?

スケブをクリエイターとして登録したものの、依頼がないのは寂しいですよね。クリエイター側からアピールができるのがSkebの良いところ。

ずばり「描きたいので依頼してください!」とクライアントにお声掛けできるのです。アピール先の探し方としては、自分に似た画風、作風のクリエイターを見つけます。その方に依頼をしているクライアントのページに飛びます。

そこで「私も、こんな絵を描かせてほしいです」「もし私の絵が気に入ったら、リクエストをもらえたら嬉しいです」などの文面を送り、アピールするのです!

海外のユーザーがとくにアピール機能を使っている印象があり、海外の方とも自動翻訳機能で楽しく交流することができますよ。最初はなかなか勇気がいりますが、リピーターを増やすのにも効果的。

クリエイターのみなさんとても気軽にアピール機能を使っているので、ぜひ挑戦してみてください。

アピール機能で気をつけたいことは?

Skebは注文の細かいやり取りができないので、公開作品を通して意思疎通が感覚的に取れないとイメージが共有できません。

なので、知らない方から「3,000円で私に絵を依頼してください!」という売り込みに、引いてしまう方も……。もし値段設定が高ければ「え?!」と思わせてしまうかも。

最初はキャンペーンとして価格を抑えてみたり、アピールに抵抗がない海外ユーザーにメッセージを送ってみるのもベター!

おまかせ金額・最低金額って?

「この描き手さんにリクエストしたいけど、いったいいくらで……」と、誰しもが悩んでしまうと思います。

そんなときは「おまかせ金額」を確認しましょう。それがそのクリエイターさんの平均的な受注金額です。もう少し価格を抑えたいと思った場合、クリエイターさんが指定している最低金額を確認します。基本的にはそれ以下の値段でリクエストをすることはできません。

ただし、今月は2000円でリクエストを受けます!など、キャンペーンを開催していることもあるので、好きなクリエイターさんのページは随時確認してみましょう。

また、キャンペーン情報を探しながら新たなクリエイターさんとの出会いを模索するのも楽しいですよね。

Skebは参加するリスクがある?

誰でも参加しやすく、創作を愛する人にとっては本当に楽しいSkebですが、実際のところは依頼する/依頼されてみないとわかりません。

必要最低限のコミュニケーションで取引を進めるため、完成イメージに対しての考え方の違いがある、なかなか納品されずモヤモヤしてしまう、といったこともあるかもしれません。クオリティを担保するなら最低この程度の金額でリクエスト、と考えている方もいます。とはいえ実際のところ、この値段でこの素晴らしいクオリティ!?と感動することの方が圧倒的に多いと評判です。

描き手さん、作品との出会いは本当にご縁ですよね。Skebを通してたくさんの素敵なイラストが、世界中のファンに向けてお嫁入りするのはとても魅力的なことですよ♪

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