絵を描く。文章を書く。音楽を作るなどの創作活動は「人間が欲求する本能の一つ」ではないでしょうか。
三大欲求や衣食住は人間が生きるために必要不可欠な要素ですよね。また「本を読む、映画を見る、漫画を読む」といった娯楽やエンターテインメントに触れることもきちんと尊重される時代になりました。
人生において、身体の健康と同じくらい心の健康を保つことは大切です。体のために食事や薬品があるように、心のためには「楽しみ」が必要。エンタメや芸術は、心の栄養なのです!
……と、ここまで熱く語りましたが、古くは壁画の時代から人間は芸術や娯楽を楽しむ動物です。
音楽家や画家、詩人や小説家の存在が歴史上途絶えることはなく、今は「その道のプロ」以外の人たちでも、誰でも大いにクリエイティブを楽しむことができる時代です。「1憶総クリエイター時代」をさらに楽しんでいきましょう!
身近になったクリエイター
創作活動とは、漫画や小説、イラストなど自分の手を動かして作り出す行為1のことです。その成果物のひとつとして同人誌があります。同人誌に触れている人は、2023年の推定で約110万人2とも言われています。
紙の本を作ったりイベントに参加するのはハードルが高いと考える人も多かったのですが、SNSに載せるのはクリックひとつ。クリエイティブな活動は本当に身近な存在となり、今は小学生から高齢の方まで誰でも気軽に楽しめる趣味となりました。
その一因の一つとして、イラスト、音楽制作、動画編集のソフトが安価で手に入るようになったからということ。プロ仕様のものと遜色ない性能のものを簡単に使いこなすことでできます。まずは無料版からぜひためしてみてくださいね。
変化しているオタク活動
古参と言われるような昭和、平成初期から同人活動をしてきたような人たちと、令和のオタ活は、まったく違います。
かつては「中学生なのにアニメを見ている」ということすら言い出せないような時代がありました。オタクか、それ以外かで完全に棲み分けられていたのです。自分の趣味を隠していたり、コソコソ活動していた人も少なくなかったのです。
ところが今は、まったく垣根がありません。いわゆるクラスで一番の“陽キャ”がゲームオタ、運動部のエースがアニオタ、今時のギャルでコスプレーヤーなどが当たり前。大人でも堂々とアニメの配信を楽しみにする時代です。
オープンな環境だからこそ界隈の間口は広がり「みんなで楽しもう」「作品を見せ合おう」となっていきます。後ろめたさを持つこともなく「きわめて平和で楽しい趣味」が令和の創作活動なのです。
おすすめの創作活動って?
小説
長い長い歴史のある、小説同人誌の世界。今は、SNSが普及しているので「ちょっとした文章を書くことが楽しい」と感じる方も多いので、その延長線上で思い切ってチャレンジしてみましょう。小説は、投稿サイトも多くかつて「なろう系」が一世風靡したような夢にもつながります。
イラスト
子供の頃、絵を描くのが好きだったという人は多いですよね。今では子供のうちからイラスト界隈で作品を発表することのできる時代。どんどんレベルが底上げしていくので、好きな描き手さんを見つけて交流するのも創作活動の楽しみになります。
漫画
「同人誌といえば漫画」というイメージを持つ人も多いかもしれません。かつては漫画を仕上げるのは大掛かりな創作でしたが、今では家にあるパソコンとタブレットで気軽に楽しめます。SNSで掲載すると見事にバズることがあるので、デビューも夢ではありません。
動画編集
YouTube、TikTokなどの動画系SNSは、スマホを持つほとんどのの人にとって一番身近な娯楽です。ソフトを使って簡単に編集することもできますし、本格的にパソコンで映像作品を作ることも実はハードルが高くありません。動画編集の沼は深いですよ。
音楽(ボカロ)
ミュージシャンはいつの時代も憧れの職業。今はギターやドラムセットを揃えて……というスタート地点ではなく、ソフトで音楽を作る時代。音楽は万国共通。世界的ヒットのチャンスがあります。
沼にとことん沈むのもよし、隙間時間に気楽に楽しむもよし。総クリエイター時代だからこそ、趣味とプロの垣根もほとんどありません。ぜひ自分なりの楽しみ方を見つけてみてくださいね。
- https://dic.pixiv.net/a/%E5%89%B5%E4%BD%9C%E6%B4%BB%E5%8B%95 ↩︎
- https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3382 ↩︎