成長のための「エゴ」【ショートコラム】

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劇場版ブルーロック-EPISODE 凪-」が今日から公開になった。原作は週刊少年マガジンで連載中。高校生たちが主役のサッカー漫画で、全国から招集されたFW選手300名が最強のストライカーを育成するという物語。が、脱落者もいる。ある種、最強のストライカーになることを賭けたデスゲームだ。

例のごとく、映画を観る前に映画の原作部分だけを読み返そうと思っていたのだが、ダメだった。気がついたら最新刊まで読み返していた。

いやあ、おもしろい……。

正直、私はスポーツには疎いほうだ。世界的な大きな大会もバレーボールとフィギュアスケート以外はほとんど観ない。それでも熱狂してしまう。漫画なのに、歓声を上げたくなってしまう。なんというか、プレイヤーのギリギリの熱狂が伝わってくるというか……。あと、現実では起こらないようなプレーがないのがいい。選手たちがぎりぎりまで追い詰められて、覚醒していく姿は熱くなる。

そして、作中で求められるのは「エゴ」だ。エゴイストと聞くとあまりいい印象がないけれど、例えばひたすらに強くなりたい、と考えるのもエゴだ。確かに日本人ってなりふり構わず、成長を突き詰めることってすくないかもしれない(いや、主語がでかいか)。

どうしても掴みたいものがあるなら、まずはエゴをむき出しにする練習から、かな。

Text/ふくだりょうこ

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