マンガ『元カレが腐男子になっておりまして。』を再読。
ヒロインは年季の入った腐女子社会人・桃。高校生のときに付き合っていた彼氏・片倉と社会人になってから再会したら、なんと腐男子になっていた、という話である。それも腐男子になったきっかけは、自分が彼の部屋に忘れていったBL本のせいだった、となったら責任を感じずにはいられないかもしれない。
おまけに、片倉は桃が書いている二次創作が好き。もちろんその書き手が桃だとは知らない。しかし、好きすぎて、彼女がジャンルを変えるたびに自分も変えているという筋金入り。ガチ勢。それは作品も好きだけど、もはや書いている人のガチファンすぎてすごい。
この作品を読むたびに思うんだが、腐女子のみならず、オタクはどのタイミングで恋人にその話をするか、ということである。比較的、私の周りのオタクたちはオープンなので隠すことなく最初からお知らせしているパターンが多い。
でも、思うんですよ……。
好きな人が愛しているものを愛せないならそこに愛はないんじゃないか……って。
ましてや好きな人の好きなものを嗤うとか、人間としてどうなのよ……。
(※個人の見解です)
とは言え、人にはそれぞれの事情があるわけで……と考えると、自分が幸せになる方向をどうにか考えて行動していくしかないのだな、などと考えるのであった。
今回ふくださんが読んでいた本はこちら!
Text/ふくだりょうこ