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現代ものの作品を書く時に、いつも困ることがある。それが、登場人物たちの職業。仕事によって生活も変わるし、行動習慣もめちゃくちゃ変わるから、とても大事な要素なんだけれど、なんというか、レパートリーが少ない。放っておいたら全員、広告代理店になる（別に勤めていたわけではないのだけれど、周りに多い）。
そんな悩みを解決したくて購入したのが「職業設定類語辞典」だ。わりと分厚くて、世の中にはこれだけの職業があるのだなあ、と感心する。その仕事に関する業務内容だけではなくて、悩みや性格的特徴、どういう仕事の人と関わるかなども書いてあって、キャラクター作りにとても役に立っている。
「こういう性格の人なら、どんな職業に就くのか」というのにも使えるし、逆に職業を先に決めて性格を形作っていくという方法もある。「○○を舞台にした話を書きたい！」となったときに、どういう人たちがいるのか、ってバリエーションが増えなくて悩んだりすることもあるので……。
ちなみにこのシリーズ、「性格類語辞典」（ネガティブ／ポジティブ編）とか「感情類語辞典」、「対立・葛藤類語辞典」などがある。私は「感情類語辞典」を持っているのだけれど、ひとつ自分の考えに語彙が加わることで世界が広がる。興味がある人はぜん活用してみてほしい。
今回ふくださんが購入した本はこちら！
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Text／ふくだりょうこ