「宝石言葉」というものを知っていますか?
花に花言葉があるように、宝石にも「石言葉」があるのです。宝石自体、古来からさまざまな場面で贈り物として特別な存在感を放っていました。そんな石言葉を物語に使えば、ストーリーにますます奥行が出るかも?
今回は「宝石言葉」の活用方法についてご紹介します。
恋愛モノにぴったりな愛の意味がある石たち
ラブストーリー終盤で、宝石が登場することもしばしば。ハッピーエンドには宝石があるとより華やかなものになるでしょう。そんなときに、愛の意味がある宝石ならよりロマンチックだと思いませんか?
例えば、サファイアなら「愛情、誠実、徳望」、ローズクォーツなら「真実の愛、真実の美、浄化」など言った意味があります。
ちなみに、結婚の際に登場することが多いのはダイヤモンド。「純愛、純潔、清浄無垢」などといった意味があるのだそう。なんというか、少し愛の重さも感じられて、結婚時にはぴったりですね。
勇者に持たせたい石は?
ファンタジー作品にも宝石はよく登場します。有名な作品だと、J・R・R・トールキンの「指輪物語」がありますよね。宝石を与えられて始まる冒険譚、もしくは宝石を探し求める物語などなど……。
例えば、勇者に与えるなら「聡明、沈着、勇敢」の意味があるアクアマリンや、「危険回避、再生、旅の守護」の意味があるサーペンティも良さそう。
逆に探し求める石ならば「繁栄、幸運、成功」などの意味があるシトリン、「成功、希望、誠実」などの意味があるトパーズも良さそうです。
取り扱いには要注意!?
美しく、ポジティブな宝石言葉がほとんどですが、中にはゾッとするような意味がある宝石もあります。
例えば、「マラカイト」。お守りとして使う人もいる一方で、「危険な愛情」という意味も。人に贈ったら、何か恐ろしい事件が起こりそう!?
枝珊瑚には「征服」という意味が。歴史的には、お守りの意味があり、儀式などでも使われてきているのだそう。人々が崇拝し、従う存在だったこともあり、そういった宝石言葉を着けられたのかもしれません。
宝石言葉からお話を考えるのもアリ!
宝石が大きなキーになっている物語もあります。宝石を使うと決めたら、どの宝石を使うかによって、物語の方向性を決めるのも良さそうです。
なにせ、種類が多い!選んだ石によって、まったく違う物語ができる可能性も。ちょっとしたキーワードが、創作の幅を広げてくれるかもしれません。