知らない漢字も、言葉の意味を調べるのもパソコンやスマホで“ググる”のはとてもお手軽。そんな時代だからこそ、辞書を引く一手間が大切だと考えている書き手さんは多くいます。
分厚い辞書を何冊も揃えるのは大変ですが、電子辞書ならその心配はありません。気軽に使えて持ち運びに便利なので学生さんから社会人まで愛用者も多く、さらなる進化を遂げていますよ♪
今日はおすすめの電子辞書と読めない漢字の調べ方についてご紹介します!
当ページのリンクには広告が含まれています(高校生におすすめな電子辞書3選
カシオ|EX-word XD-SX4820
こちらは、カシオの大人気シリーズ「EX-word(エクスワード)」の高校生モデルの最新版。受験生の強い味方として有名です。
単語の検索だけでなく、大学入学共通テスト対策もサポートする電子辞書の存在は、とても嬉しいですよね。サポート機能は必修科目の6教科をすべて網羅しているので、本当に心強い一台です。
クイズ番組で人気の東大発の知識集団「QuizKnock」も賞賛しているんですよ。
シャープ|Brain PW-H2
大学受験対策もばっちりの「Brain」。受験生に寄り添う学習ツールとして、日々進化しています。カラフルな画面がとても見やすく、ゲーム感覚でどんどん問題を解いていくことができます。
単語帳のカラーシートと同じように使える機能があるので、勉強の効率があがりますよ。文字を入力すると予測候補がどんどん絞り込まれていくので、スピード感のある授業中に使うのにとても便利です。
キーボードも大きくとても見やすくタイピングしやすいのでストレスを感じません。
シャープ|Brain PW-S1
受験生に第人気の「Brain」ですが、とくにこちらは画面をくるっと回転して360°回転できるのが最大の特徴。画面も表示も縦向きになるので、まさにサイズもスタイルもスマホの形状になります。
普段スマホを使い慣れている世代にとってありがたいですよね。電車内での隙間学習の時間にもぴったり!
また、試験によく出る英単語や熟語などを効率的に暗記できる「暗記ツール」が大人気です。
社会人におすすめな電子辞書3選
カシオ|EX-word XD-SX20000
最強の電子辞書と言っても過言ではないこちら。大人気EX-word シリーズの中でも圧倒的な完成度です。とくに「200万語専門用語英和・和英辞典」は「強すぎ!」の呼び声が高く、出会えない言葉が見当たらないほど。
ビジネス英語から日常会話はもちろん、経済、医学、金融まで網羅した翻訳機能はまさにプロフェッショナル向け。
お仕事で専門用語を扱っている人でも安心です。
お値段は少々張りますが、納得の機能が搭載されています。
カシオ|EX-word XD-SX6500
大人の知的好奇心を満たす機能が満載XD-SX6500。通常の辞書機能はもちろん、趣味や生活にまつわるコンテンツが多く、日本知識の集大成と呼ばれている日本大百科全書が収録されています。
地理が好きな人にとって、とても楽しい充実した地図機能が搭載されているので、国、都市、地形などの情報を細部まで知ることができます。
辞書としてだけでなく「楽しい読み物」としても最高のガジェットですよ。
十分な機能が搭載されているのにも関わらず、同シリーズの上位モデル、SX20000の半額程度で購入できるのも嬉しいですよね。
シャープ|Brain PW-AA2
こちらはビジネスパーソンはもちろん、風流な趣味人にもぴったりの電子辞書です。
なんとテレビでもお馴染み、俳人の夏井いつき先生の著書を搭載してるため、俳句作りを丁寧に学ぶことができます。
外出先でも活躍する「旅ノート」機能はとても楽しく、気になることを調べたり、メモを取ったり、俳句を書き留めたりするのにとても便利です。
草木や野鳥の辞典の他、自然や歴史など幅広い教養を養うことができます。お仕事の日はもちろん、オフの日の相棒となる電子辞書です。
文字が大きく表示されるので、ご両親へのプレゼントに選ぶ方も多いんですよ。
電子辞書を読書に活用しよう!
勉強や仕事の際に役だってくれる電子辞書。
でも、実は読書の際にも大活躍してくれるのです。そして、最終的には書くときにもお役立ちに……!?
まずはやっぱり読めない漢字をチェック!
多くの本にはルビが振ってあるので問題なく読めるかと思いますが、読み進めていくうちに「この漢字の読みってなんだっけ?」となることも。
また、読めたとしても意味が分からない……ということはありませんか?
読書に慣れている人なら、前後の文脈から想像してなんとなく読み進める、ということもあるかと思いますが、書き手として、これは語彙を増やすチャンス! 億劫がらずに調べるようにしましょう。
電子辞書でも読めない漢字を調べるのは簡単です。基本的には液晶画面から手書き入力ができるので、付属のペンで画面上に漢字を書けば似た文字の候補がたくさん表示されます。
また、「部品読み引き」という項目を使うという方法もあります。たとえば「轍」という字の読み方を調べるためには
「車」「育」とわかる限りの情報を入力するだけでOK。轍という漢字がヒットします。部首名がわからなくても検索できるので便利ですよね。
その他、「画数検索」を使うという手もあります。同じ画数の漢字を全て見ることができるので、気長に探せば必ずヒットしますよ。
類語を調べてみる
この言葉の意味は分かったけれど、似たような言葉がどういったものがあるのだろう?と調べてみると、よりその言葉を理解するのに役立ちます。ついでに余裕があれば反語も調べておきましょう。
でも、そこまですると読書の邪魔になってしまう、と思う人は付箋などを貼っておいてあとからチェックするのもありかもしれません。
名作を収録している電子辞書も
電子辞書によっては、日本文学や世界文学を収録している電子辞書もあります。有名だけれど、実は読んだことがない……という名作も多いはず。空き時間、スマホを見ているのもいいけれど、電子辞書で読書タイムを設けてみるのもいいかもしれない。
世界文学は難しそうだからちょっと……と敬遠している人も大丈夫! 理解しづらい文言などは電子辞書なのですぐに調べることができます!
学生さんなら、そのまま文章問題への対策にも繋がりそうですね。
読書+電子辞書で勘違いに気づけ!?
実は気がついていないだけで、間違えて覚えている単語や熟語はありませんか?
例えば、筆者の場合、「理路整然」を「理論生前」と間違えていたり……。読書ではそういう勘違いに気がつくチャンスでもあるのです。「あれ? この単語って……」と疑問に感じた際にすぐに電子辞書を使う習慣をつけておくと、いざ自分が書くときにも正しい使い方ができるようになるはずです。
■電子辞書を使って語彙を増やそう
語彙は増やしたい、でも増やしたいと思って増やせるものでもありません。それは普段からの習慣が大事。疑問に思って調べたことは、自覚している以上に自分の中に定着してくれます。
物語を書く側の人としては、それは自分の執筆の際にも大いに役立ってくれるでしょう。そして、言葉の意味を知ることで、より物語の理解度も深まり、没入感も増していくはずです。ぜひ明日からの読書のお供に電子辞書を!
2023年11月現在、電子辞書を取り扱っているのはカシオとシャープの2社となっています。
日々進化していく電子辞書の世界。どちらを選んでも機能満載なので、満足いく使い心地であることは間違いありません。価格が高いものは圧倒的な機能と情報量を誇りますが、専門知識を必要としない方や学生さんはコスパ重視の選び方でも十分でしょう。
上記2つのメーカー選びから悩んでしまう方も多いかと思いますが、
広辞苑など国語を重視するならカシオ、
英語、外国語を重視するならシャープ
というのも、選ぶときの指針のひとつにしてみてくださいね。
ビジネスシーンにも執筆にも受験対策にも大活躍の電子書籍。知的好奇心をくすぐる教養コンテンツがあまりに充実しているので、遊びふけってしまうなんてことも……!?
とはいえ、スマホで調べ物しているうちにネットサーフィン……さらにはゲーム……という状況よりは安心ですよね!生活の一部、頼れるおもしろい相棒として、ぜひ電子辞書を取り入れてみてくださいね。