仕事、学業、家事などに追われる日常生活の中で行う創作活動。モチベーションを保つためにも、創作時間をしっかり確保することが最重要課題です。
今やプロとアマチュアの境は曖昧で、Web投稿作からデビューという流れも主流の一つ。
つまりほとんどの作家が兼業(創作以外の仕事を持っている)と言われる時代です。少ない空き時間でもしっかり捗る、今日から取り入れられる執筆のコツやアイディアをご紹介します。
スマホの誘惑を断つ!!
「スマホを触っていると時間が溶けていく……」は誰もが実感していることでしょう。執筆が捗らずに、なんとなくSNSをチェック……そこからネットサーフィンという、“見えてる罠”にハマりにいくのも人の性(さが)。アプリや設定の力を借りて、スマホに時間制限を設けてしまうのはシンプルだけど効果的です。
完全に断絶するのは困るという方は、ゲームや動画など選んだアプリのみ時間制限をかけることも可能です。また“お仕事モード”などを利用すると、必要最低限のアプリしか表示されなくなるので、最低限の連絡などは取れる仕様にできます。
「わたしにはもっと強制力が必要!!」という方には物理的にスマホを没収する。という強行手段もあります。鍵付きコンテナに入れてしまうというとてもアナログなものですが、もちろん効果は絶大です。「慣れてくると自然とスマホを気にしなくなる」という体験談も多数あるので、気になる方はぜひ試してみてください!
原稿の進み具合を可視化してみよう!
お仕事や学校の課題で、エクセルやスプレッドシートを使い慣れている方もいらっしゃると思います。創作活動もタスク管理を取り入れれば、労働や学業のごとく(?!)粛々と進められるのではないでしょうか。
使用方法は書き手さんのアイディア次第ですが、箇条書きプロットのように細かく区切ると進捗がわかりやすいです。
【家から外へ】A子「いっけなーい。遅刻遅刻」と言ってパンを咥えて走り出す。
【街角】A子、角でB男と激突。悪態をつきあう。
【教室】転校生としてB男がやってくる。「さっきの!!」
このようにして先まで「書くこと」を決めてシートに記入しておけば、今日はここまで仕上げようと、目標を設定できますし、達成したタスクから塗りつぶしていけば、達成感もあります。
アナログだと、カードを使うという手もありますよ。デジタルは便利ですが、“可視化”という意味では、手書きの方が管理しやすくわかりやすいという方はこちらをどうぞ。
勉強アプリは相性抜群
エクセルやスプレッドシートの表管理は、慣れが必要です。また手書きカードだと持ち運びや管理が大変と感じる方も。そんな方には、やっぱりアプリやWebサービスがおすすすめです。
勉強や仕事に便利なタスク管理アプリはもちろん創作活動にも有効。イベントや公募の締め切りに合わせてスケジュール管理をすれば、「余裕だったはずなのに、なぜか〆切直前は連日徹夜」という事態が避けられるはず!
StudyPlus
StudyPlusは勉強用に作られたアプリです。
創作はビジネスのように「他者との関わりや交渉の中で臨機応変に進める」というより「自分で決めたことを黙々と行う」という点が“勉強”に近いともいえます。なので、勉強用アプリは実は創作活動にぴったり。
勉強時間(作業時間)、勉強内容(作業内容)を毎日記入していくというシンプルな使い方をするだけでもOK。
また達成目標機能もあるので、〆切までのカウントダウンなども登録できます。作業の総時間も見えるので、「自分が1日に書ける量はこのくらい」と目安を立てることもできますよ。
そのほかの進捗管理アプリはこちらでも紹介しています!
ポモドーロ管理アプリで集中力を高めよう
ポモドーロ・テクニックとは、簡単に説明すると「めっちゃ集中する。しっかり休憩する」を繰り返しながら作業を続ける“集中力持続”のためのメソッドです。
ぴったりのアプリがこちら。
Flip Clock
Flip Clockは待受画面に時計として設定できるアプリですが、なによりオシャレなのが良いですよね!
昭和を感じる古典的なデジタル時計(いわゆるパタパタ時計)の表示がとてもクールです。もちろん、機能は最新鋭です!
ポモドーロ機能もかなり自由に設定ができます。フォーカスの時間や休憩時間(短・長・間隔)の設定を5分単位で設定できるので、自分に合ったタイム感で作業を進めることがありますよ。アナログ管理から、アプリによるデジタル管理まで、創作活動を支えてくれるアイディアは多種多様。
時間がなくても、集中力に自信がなくても、1日10分だけ、100文字だけでも継続することで、徐々にペースを掴んでいけるのではないでしょうか。作業環境を整えることで効率化&ストレスなく作品と向き合えます。ぜひ、あなたにぴったりの方法を見つけてみたくださいね♪