ここ数年で、すっかり浸透したと言える「推し」という言葉。
推しとは、自分が一番好きなアイドルや声優などのほか、マンガやアニメキャラクターのことを言います。そんな推しを応援することを「推し活」と言います。
2021年には流行語大賞にもノミネートされました。
しかし、それまでに「推す」という行為がなかったかというとそういうわけではありません。一般的には、「ファン」と呼ばれていたものがそれにあたります。
推しができる理由は?
推し活がメジャーになったことで、「自分も誰かを推したい!」と思う人も多いでしょう。それはアニメや漫画のキャラクターかもしれませんし、アイドルや俳優、はたまた漫画家や小説家かもしれません。
では、どうすれば推しはできるのでしょうか。
推しを作る方法はありません。なぜなら、推しは恋に落ちるように出会うものだからです。ある日、気がついたら、その人、その作品のことばかり考えている。振り返ってみれば、あれがきっかけだったような気もする……と思うかもしれませんが、それは後付けに過ぎません。
推しと出会いたい場合は、できるだけたくさんのコンテンツと触れ合うようにしましょう。出会いが増えたら増えた分だけ、推しと出会う確率も増えます。
おすすめの推し活って?
推しキャラクターがいる人におすすめの推し活をご紹介します。
推しグッズの収集
ぜひとも自分の手元に置いておきたいのが、推しのグッズです。アクリルスタンドやキーホルダー、ぬいぐるみ、ポストカードなど、その種類はさまざま。飾っておく用、保管しておく用で複数購入する人もいます。
グッズの収納や、ディスプレイ用のアイテムも種類が増えているので、いろいろと工夫もできそうです。
ただ、時には残っている推しのグッズが残っているのを見ると無限回収したくなってしまう人も……。
推しに会いに行く!
アイドルが推しの場合は、ライブなどに行くのも推し活のひとつ。
マンガやアニメのキャラクターであれば、イベントに行ったり、時には映画などがあれば観に行ったり。自分の好きな作品の映画であれば、興行収入が伸びてほしい! なにより、自分が何度も観たい! と映画館に通う人も多いようです。
また、推し作品の原画展などに行くのも会いに行く、ということになるのかもしれません。
推しを布教する
できれば、たくさんの人に推しを知ってほしい! その場合はやはり、推しが出ている作品を周りにプレゼンすること。作品が好きになれば、推しが見つかる場合も。そして、推しが見つかれば、ますます作品を好きになることは間違いなし! ……のはず。
身近に同じ作品を好きな人がいれば、ますます推し活が楽しくなることは間違いありません。
ホテルで推し活
最近注目を集めているのがホテルでの推し活、オタ活。具体的な過ごし方をご紹介します。
じっくりと推し鑑賞会
大きなスクリーンや、プロジェクターを完備した部屋があるホテルも。そこでやることと言えば……そう、鑑賞会です!
推しのライブや、アニメなど、人目を気にすることなく楽しめます。夜は長いので、お互いの推しについてプレゼンし合うのもいいかも? ライブ鑑賞の際はもちろん、ペンライトは忘れずに!
推しの誕生日会開催!
推しと一緒には祝えないけれど、仲間と一緒に推しを祝いたい……ということで、ホテルでのお誕生日会はいかかですか?
推しのためのケーキを用意し、推しの好きな料理を食べて祝うことで、より推しの存在も近くに感じられるはず。誕生日を祝うとともに、仲間と一緒に推しへの愛を語り尽くしましょう!
部屋を推しカラーに!
ホテルによっては、推しカラーのバルーンセットなどを特典してつけてくれるところも。それにプラスして、推しカラーのグッズを持ち込むのもいいかもしれません。推し色の染まった部屋でたっぷりと推しに浸るのもいいかもしれません。
ただ、部屋を汚したり、傷をつけないように気をつけましょう。原状復帰を心がけて。
ホテルと推しのコラボプランを見逃すな!
最近では、アニメとホテルがコラボするパターンもあります。そういったコラボルームはすぐに予約売り切れになってしまう可能性が高いので、マメにチェックを。
予約さえできれば、あとはホテルで推しの世界に浸るだけ。その日を楽しみに、いろいろと計画を立てるのも楽しいかもしれませんね。
同人誌を作ってみよう!
推しができると、いろいろと想像も膨らむはず。ここのシーンは描かれていないけれど、どんな展開になっていたんだろう? こんな感じかな? など……。
そんな自分の想像を作品にしてみるのはいかがでしょうか。同人誌を作ってイベントに出るのもよし、自分の手元だけに置いておくのもよし。
推しとファンの違いって?
言い方に差はあれど、これは解釈の違いによるものかもしれません。
今はライトに「好き」というぐらいでも「推し」と言いますし、逆にその程度で「推し」と言ってほしくない、という人もいます。
「○○のファンなんだね」と言われるのが嬉しかったり、「○○が推しなんだね」と言われるのが嬉しかったり、人によってさまざま。なので、第三者の立場から言うときには、「ファン」や「推し」と言わずに「○○が好きなんだね」と言うのがベターでしょう。そうすれば、「ファン」なのか「推している」のかを自ら言ってくれるはず。
推しがいなくても生活は楽しい
推しがいたほうが楽しそうに見えるかもしれませんが、推すことにも向き不向きがあります。推しに夢中になることが幸せか不幸か、これもまた人によってさまざま。
推しがいれば、より深く何かに没頭できることができますし、推しがいなかったらいなかったで幅広く、さまざまなエンタメを教授することができます。 推しがいなくても嘆く必要ありません。これから推しと出会える機会があるかもしれない、と思うと、きっとそれだけで少しワクワクできるはずです。