名刺と言えば、ビジネスの場で必須です。自分の名前と所属、連絡先を渡すことで、何者であるかを証明し、信頼を得ることに繋がります。ひとつの定番のあいさつの形と言えるでしょう。
創作活動でも名刺はとても役に立ちます。
メリットと作り方をチェックして、ぜひイベント用に名刺を制作してみましょう。
創作活動で名刺を持つメリット
創作活動でも、名刺を持つことは自分を紹介するためにはお役立ちです。また、自分自身や作品、サークルを宣伝にも繋がります。
例えば、同人イベントで足を止めた人に名刺を渡したとします。あとから「やっぱりあの作品、気になるな」と思ったら、スペース(ブース)に戻ってくる際のヒントになってくれるはず。
また、交友関係を広げるという点でも大きな役目をはたしてくれます。同じ物書き、絵描き、というだけでなく、似たようなジャンルで書いて(描いて)いたりすると話も膨らむ可能性は高いですよね。貴重な仲間を作るきっかけにもなるかもしれません。
創作活動で使う名刺は、電話番号などではなく、SNSアカウントを記載しておくと、その後、繋がりやすくなります。
創作活動の名刺に書いておくと良い情報
SNSアカウントもそうですが、どのようなことを名刺に書いておくと良いのでしょうか。ビジネス用の名刺には名前以外に電話番号や住所など個人情報を記載しますが、創作用では避けたほうが〇。同人イベントで配るものならなおさらです。思わぬところからトラブルに発展する可能性があるので気をつけましょう。
まず、名前はペンネームを。あれば所属しているサークル名も書いておきましょう。またSNSアカウントは創作で使っているものを。Webサイトなどを持っている場合はURLも記載しておくと良いでしょう。
ただ、みんながみんなアクセスしてくれるとは限りません。絵描きさんなら名刺にイラストを入れておくと、どういう創作活動を行っているか伝わりやすくなります。物書きさんはなかなか難しいところですが、作品タイトルやどのようなジャンルで書いているのだけでも記載しておくと、自分を知ってもらうきっかけにはなるはずです。
どうやって名刺を作る?
最近では、パソコンのイラストソフトなどを使って自分で名刺を作っている人も多いのではないでしょうか。自宅のプリンターでも使える名刺用シートなども販売されているので、手軽に作ることができます。
一方、印刷所に発注すると、やはり出来上がりは素敵なものに。特に、カラーは印刷所のほうがやはり美しく、発色も良いものとなります。また、名刺に使用する紙も選ぶことができるので、自分オリジナルの名刺の制作が可能に。デザインに悩んだときも、印刷所ではいくつかテンプレートを用意してくれている場合が多いので、参考になるはずです。創作をしているからこそ、名刺も細部までこだわりたくなってしまうもの。相手の印象に残るためにも、重要なアイテムになるので一度、気合いを入れて作ってみるのもいいかもしれません。
創作活動において、交友関係を広げるためにも、自分の作品を読んでもらうためにも重要な役割を果たしてくれる名刺。でも、それ以前に自分を紹介するアイテムを制作すると、ちょっと装備が増えてワクワク感も増すはず。名刺なんて必要ない!と思っている人も、自分を強くしてくれるアイテムのひとつ、ということで試しに作ってみてはいかがでしょうか。