2020年から文芸サークルを主宰している。コロナ禍をきっかけに始めたので、サークル名は「Sugomori」だ。安易とか言わないで。ネットでゆるく続いていて、今年は少しリニューアルをする予定。
文芸誌「Sugomori」|note 毎月「暮らし」をテーマに文芸誌を発行。お気に入りの1作を見つけてみてくださいね。
オフラインでは文学フリマに出展している。5月に東京で行われるので、いまはそこに向けて準備中だ。書くだけじゃなくて、それにまつわるさまざまな下ごしらえ期間。イベントのワクワク感はいくつになっても楽しい。準備に追われて大変ではあるのだけれど、終わってみると爽快感がある。学生のころの学園祭をちょっと思い出す。
とは言え、いつも考えるのはどうやったらたくさんの人に読んでもらえるか、ということ。オンラインでも、オフラインでも、だ。
文学フリマに出ると、これだけ「書いて」いる人がいるのかと驚いてしまう。対して、読んでくれる人はどのぐらいいるのだろう? とも。書く人が、読むのが好きとも限らないし、というのがもどかしいところ。
この「誰かに読んでもらう」「見てもらう」というのは書くことだけに限らない。誰かの目に留まることの大変さは発信する人にとっては共通。それで諦めずに、今の自分が最高だと思うの作り続ける、発信し続けることの困難さ。そうやってみんな足掻いているけれど、好きだからきっとやめられないことってある。それがあるだけでも幸せなのかもしれない。
Text/ふくだりょうこ
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