漫画家を目指す人にとって、デビューのひとつの手段として挙げられるのが持ち込みです。
出版社に直接持ち込んだり、イベントなどで編集部が出張でやってきており、そこに持ち込む場合も。編集者の目に留まれば、デビューへの道がひらけることも。
でも、直接の持ち込みや出張編集部に行きにくい、という人もいるはず。
そんな人にオススメなのが、モチコミOnlineです。
なんと、ネットを活用しての持ち込み……!時代は進化していますね。しかし、どのようなサービスなのでしょうか。詳しく見てみましょう。
モチコミonlineとは
漫画家を目指している人と、新たな才能を探している漫画編集者の打ち合わせのためのスケジュールをマッチングするためのサービスです。常時使えるサービスではありませんが、2023年7月から定期的に開催されているようです。
編集者も常に新しい才能を求めているわけですから、双方にメリットがありますよね。持ち込みや出張編集部を活用しづらいという人以外にも、効率よくたくさんの編集者さんと会ってみたいという人にもオススメです。
どうやって使うの?
自分の作品が気になる、という編集者さんに持ち込み希望を出すことができます。スケジュールを調整して、実際にオンラインでご対面!
事前に原稿や、どういったことをアドバイスしてほしいか伝えることができるので、スムーズかつ濃密な打ち合わせを行うことができます。
また、オンライン打ち合わせは特定の日にまとめて行われるので、より多くの編集者と会うことができます。
マッチング成立!
編集者に気に入ってもらえたり、お互い好印象だった場合はマッチング成立です。一緒により良い作品を目指すのもありですし、もちろん商業デビューを目指して切磋琢磨していくことができます。
モチコミonlineの良いところは?
多くの編集者と会うことができるのは大きなメリットであることは間違いありません。同時に、効率よくチャンスを広げることにも繋がります。
持ち込みがうまくいくかどうかは編集者との相性も大きいですが、それだけとは言い切れないのです。
例えば、Aの出版社はダメでもBの出版社では絶賛されるかもしれません。また、Aの出版社でも、編集部によっては相性がいいかもしれない、など、会う機会が増えれば増えるほど自身のチャンスを広げることになります。
持ち込み……でもその前に!
誰しもが持ち込む場合は、自分の才能を見つけてもらうぜ! と気合い満点のはず。怖いな、と思いつつも、挑む強い気持ちはあるのではないでしょうか。でもその前に原稿のチェックはしっかりとしましょう。
原稿に誤字脱字はないか、など基本的なところをチェックしておくだけでも読んでくれる人の印象は変わります。面倒臭がらずに丁寧に調整してみるようにしましょう。
また、持ち込みの前に不安がある場合は、身近な信頼できる人に一度読んでもらうのもいいかもしれません。特に誤字脱字などは自分ではつい見逃してしまう場合もあります。
アドバイスは真摯に受け止めよう
自分の作品に自信があるのはとても良いことです。でも、編集者はプロ。アドバイスしてもらったことは、納得がいかなくても一旦は受け止めるようにしましょう。その場でついカッとなって言い返したり、言い訳したりするのは得策とは言えません。
一度受け止めて、改めて冷静に振り返ったあとに納得できなかった場合は、自分の作品を貫くのでもいいかもしれません。
持ち込む自分を褒めよう
持ち込みをするということは、ひとつ作品を作り上げたということ。それだけでも素晴らしいことです。胸を張って、作品を持ち込みましょう!