ネット上やスマホで漫画を読むことはすっかり当たり前の世の中になりました。そんな中で「漫画を投稿できる」サービスも日に日に進化しています。
今までは投稿サービスといえば小説やイラストがメインでしたが、「漫画」をアップする人も増えてきました。最近では話題を呼び、アニメ化までいく作品もあるので、大きなチャンスを掴めるかも♪
投稿サイトによって特徴やサービスに違いがあるので、ご紹介します。
Kindleインディーズマンガ
言わずと知れた、AmazonのサービスであるKindle。世界基準のビッグネームなので信頼感は抜群です!
Kindleインディーズマンガの特徴は、しっかりと利益が作家に還元されることです。これは確実に描き手のモチベーションはあがりますよね。閲覧数に応じてお金が分配されるので、人気漫画は高額報酬の期待もできます。
また、お金をもらうことで作品に対してさらに責任感が生まれるので、自分にプレッシャーを掛けたいタイプの人にはとくにおすすめです。
作家登録や投稿に関しては使いにくさを感じる人も多く、そこを乗り越えるのが少々大変との声もあります。ただ、投稿作は良作が多く読者としても描き手としても、作品クオリティーが高いのは嬉しいですね。
マンガハック
作品の投稿は、なるべく高頻度で定期的に行いたいもの。閲覧数を増やすために必ず押さえておきたいポイントです。そのためにはサイトの使いやすさはとても大切。マンガハックは操作性がよく、投稿作業にストレスを感じません。
投稿するマンガの縦横比率やサイズがバラバラでも大丈夫。自動的にサイズを調整してくれるので、工程数が少なく描き手さんはとにかく「マンガを描く!」だけでOKです。初めて投稿する人にとってはこのハードルの低さは魅力的ですよね。
また特徴的なのが「差し入れ」機能。応援したい作家さんにデジタルアイテムを送ることができるので、楽しみながら交流することができますよ。
マンガボックス(インディーズ)
DeNAのサービスのマンガボックス。プロの作品や連載作もとても多く、アプリのダウンロード数は1000万を超え、圧倒的な人気を誇っています。投稿数が多い分ライバル作も増えますが、「とにかく多くの人に読んでもらいたい」と思っている人にはとくにおすすめのサイトです。
特徴的なのは、「先読み機能」。公開前の話数を読むためには読者が課金する必要があります。それによって投稿者にも代金の還元があります。作品のファンの人が「先読み機能」を使って応援の気持ちを伝えるという使い方をする人も多いんですよ。
マンガラボ!
「マンガラボ!」は「花とゆめ」「MELODY」「ヤングアニマル」などで有名な出版社、白泉社が主催しているサイトです。とにかく漫画に強く、大ヒット作を多数発表してきたあの白泉社のサービスと聞くと安心ですよね。
また作品には白泉社の編集者からコメントがもらえるので、プロからの評価を受けることができます。白泉社としては「自社で執筆してくれる漫画家さんとのマッチング」も目的の一つと明言としているので、プロを目指したい人には本当におすすめなんですよ。
「マンガラボ!」では、自分の読者データを閲覧することもできます。その人が他にどの漫画を読んでいるかもわかるので、読者層を知ることもできるのが嬉しいですよね。
LINEマンガ インディーズ
LINEアプリを通して気軽にマンガ読める「LINEマンガ」。ダウンロードしているという方も多いのではないしょうか。
公式作品の他に、一般ユーザーでもマンガを投稿できる「LINEマンガ インディーズ」というサービスも盛り上がっています。
LINEマンガは比較的にユーザー層に学生さんも多いので、「若い人がターゲット」という作風の方にとくにおすすめです。また個人で投稿→公式連載というトライアルが設けられているのも特徴の一つです。
集英社とコラボして賞も開催しているので、プロを目指したい人はぜひ挑戦してみてくださいね。
pixiv
オリジナル、二次創作問わず日々大量のイラストが投稿されているpixiv。SNSとリンクさせることで同じ趣味の仲間たちとの交流の場にもなっていますよね。
pixivは投稿するための作業がとてもシンプル。ユーザー層もプロで活躍する方もいれば、はじめてイラストに挑戦しました!という方までとても幅広く、ご新規様大歓迎であり、温かい目で見守る環境があります。
圧倒的なユーザー数を誇っているので、もちろん作風は全ジャンル網羅。「けっこうニッチな作品です!」と自覚がある方でも、きっと同じ趣味の仲間と出会えますよ。
また同人誌やグッズ発売の窓口としてもとても機能的。連携サービスとリンクするのも簡単なので、同人活動とも相性ぴったりです。いずれイベントに出たいと考えている人はぜひ利用してみてくださいね。
comicoチャレンジ
数ある漫画投稿サイトの中で、10年の歴史のあるcomicoチャレンジ。
comicoはおもに縦読みフルカラー漫画(Webtoon)が中心ですが、comicoチャレンジも縦読みに特化している印象です。オールジャンルOKですが、読者層は女性が多く恋愛ものや日常ものが上位に並びます。またBL作品がとても多いのも特徴的です。
読者の反応も
マークでもらえるので、リアクションが目視できるのも嬉しいですよね。投稿作画編集者の目に留まると、本家comicoからのデビューのチャンスもあります。過去10年で120人が投稿をきっかけにデビューしました。中にはメディアミックスされたヒット作もあるので、夢が広がりますよね。めちゃコミッククリエイターズ
圧倒的な読者数を誇る、おなじみのWebサービスの“めちゃコミ”。
漫画投稿サイトのめちゃコミッククリエーターズも利用者層がとても幅広く、オールジャンルOK。マンガの形式も白黒、カラー、横読み、縦読みと自由です。とくに女性向け作品が強いので、TLや少女漫画をがっつり投稿してい人にとくにおすすめ♪
読者ランキングや月間賞など、サイトが常に盛り上がっているのが印象的です。編集部からのコメントもとても丁寧に書かれているので、創作のヒントもたくさん得ることができますよ。
月間賞の大賞作はめちゃコミでのデビューも約束されています。ユーザー数No. 1サイトでの掲載を目指す描き手さんが集まるので、全体のクオリティーもとても高いのも特徴です。
ジャンプルーキー
泣く子もだまる王者「少年ジャンプ」。こちらはそんな大人気少年漫画誌が主催している漫画投稿サイトです。
間口が広く、投稿するためのハードルが低いのではじめての方でも安心ですよ。ビューワー数もとても多いので、広く認知される可能性もあります。
いわゆるジャンプテイストの王道少年漫画が多数投稿されているので、雰囲気は本誌そのもの。投稿作はどれも読み応えも十分です。また連載争奪ランキングなどの賞レースも常に行われているので、サイトの盛り上がりが伝わり熱量たっぷりのサービスですよ。
プロアマ問わず参加できるジャンプルーキーですが、かなりしっかりと内容に関するガイドラインが制定されているので、しっかりチェックして参加しましょう。
マンガノ
マンガノはジャンプルーキーと同じく集英社のサービスです。
こちらの特徴は「あえてジャンプの名前を冠さないこと」。ジャンプルーキーはしっかりとした商業媒体のイメージもありますが、マンガノはもっとフラットな投稿ツール。
SNSや投稿サイトで自由に漫画を投稿している描き手さんとのマッチングがマンガノの目的の一つです。
マンガノの特徴としておもしろいのが「やわらかコメント機能」。読者の方から感想をもらいたい一方で、辛辣な厳しいコメントは心が折れますよね……。心だけではなく筆を折らないためにも、マンガノでは編集部が“人力で”優しいコメントのみをピックアップして掲載してくれます。
そこにはより楽しく、自由にマンガを投稿してほしいという意図があります。
収益率も高めに設定されているので、モチベーションも上がりますよ。
こちらで紹介した他にもnoteやXなどのSNSで投稿する人も多くやり方はそれぞれ。SNSと漫画投稿サービスを連携している人も多い印象です。誰でも気楽に漫画を披露できるようになった時代なので、ぜひ身構えすぎずに気楽にチャンレンジしてみてくださいね。