小説を書きたいけれど、何から始めればいいのか分からない……。そんな初心者の方でも安心して取り組める「小説を書くための7つのステップ」をご紹介します!
このステップを踏めば、物語のアイデアから構成、キャラクター作り、そして文章の書き方まで、スムーズに進められますよ。難しく考えなくても大丈夫。初心者にも理解しやすい内容にまとめています。
自分のペースで取り組みながら、少しずつ創作の楽しさを感じられるはずです。これをきっかけに、あなたも小説の世界に一歩踏み出してみませんか?
【STEP1】小説を書く前に
小説を書き始める前に、まずは「何を伝えたいのか」を明確にすることが大切です。
「物語」「キャラクター」「世界観」「シーン」「セリフ」どれでも構いません。「ここを書きたい!」と思ったところを立体化させていく作業は創作の第一歩。
漠然としたアイデアではなく、心に響くテーマを意識することで、作品全体に深みが生まれます。自分の中で生まれた「最初のときめき」を掘り下げてみることで、より魅力的な物語が生まれるでしょう。
【STEP2】テーマ
小説を書くうえで、世界観の設定こそ物語の基盤です。
現実世界を舞台にするのか、ファンタジーや未来の世界を描くのか、どんな世界観を設定するかによって、物語の展開やキャラクターの行動が大きく変わります。
多くの世界観には共通イメージがあるので、その中で自分の生み出したキャラクターをどんなふうに動かすか想像してみてください。登場人物が一番躍動する世界があるはず。
また、既存の世界観に自分なりのエッセンスを取り入れることこそ、作家の腕の見せ所。物語の魅力に直結します。
【STEP3】キャラクター
どんなに凝った展開でも、緻密に練り込まれた世界観でも、キャラクターが魅力的でなければ良い作品とは言えません。つまり、キャラクター作りは創作するうえで最重要と言えるでしょう。
主人公だけでなく、脇役や敵役など、すべての登場人物が個性を持つことで物語に深みが生まれます。
キャラクターの性格、過去、目標や弱点を細かく考えることで、キャラは作者の手を離れ、それぞれ動き出すのです。「キャラが暴走して……!」という嘆きは作家にとって最大の喜びと言えるでしょう。
【STEP4】プロット
小説を書くうえで、プロットは物語を形にするための設計図です。プロットを作ることで、ストーリーの全体像が見え、どのように展開させるかが明確になります。
ラストシーンまでプロットさえ作ってしまえば、小説は完成したも同然。一気に書き進めてOKです。
勢いで描き始めずに、しっかりプロットを立てることは、小説にエンドマークをつけるためにはとても大切なことです。物語の一貫性を保つためにも、ぜひしっかりとしたプロット作りを行ってくださいね。
【STEP5】人称
小説を書く際に、どの「人称」で物語を語るかはとても重要です。一人称、三人称、どちらの視点を選ぶかで、物語の進め方や雰囲気が大きく変わります。
一人称では主人公の内面に深く入り込み、感情に寄り添うことができます。三人称では複数のキャラクターの視点を取り入れて物語を広げることが可能です。
どちらも書きやすさ、書きにくさがあるので、自分に合った書き方を見つけてください。視点を統一し、ルールを守ることで、しっかりとした作品に仕上げることができます。
【STEP6】推敲
推敲は、小説を完成させるための最後の重要なステップです。まさに、小説のブラッシュアップ作業です。書き上げた原稿を見直し、文章や構成に不自然な点がないか、キャラクターの言動が一貫しているかを確認しましょう。
また、表現をより鮮明にするために言葉を選び直したり、物語のテンポを調整したりすることも大切です。誤字脱字の修正だけでなく、全体を通して読みやすく、魅力的な作品に仕上げていきましょう。
【STEP7】完成
小説の原稿が完成したら、ぜひ誰かに読んでもらいましょう!友達や仲間はもちろん、今はSNSに載せたり、投稿サイトに掲載するなど、さまざまな発表手段があります。
そこでもらった感想はかけがえのないもの。作品をさらに磨くための大きな手助けとなりますよ。率直な意見をもらうことで、新たな視点や改善点が見えてくるでしょう!評価を受け入れるのは勇気がいることですが、作家としての成長に繋がります。
【APPENDIX 1】ツール
小説を書き上げるためには、効果的なツールやコツを活用することが大切です。
ネット上にはさまざまなツールやアプリがあります。アイディア整理に役立つソフトや、タイマーを使って集中するアプリなど、便利なサービスがいっぱい!
タイマーを使って集中して執筆する「ポモドーロ・テクニック」や、目標字数を設定するなどの工夫も効果的です。特に進捗管理アプリは、締切に追われる書き手の皆さんが有効活用していますよ。